- ステップファミリーになるとどうなるのか知りたい方
- 再婚した直後、子供ってどんな風に思ってるんだろう?と思っている方
- ステップファミリーになるとどんな悩みに直面するんだろう?と思っている方
ステップファミリー…、夫婦の一方あるいは双方が、子供を連れて再婚した時に誕生する家族のことです。新しいパートナーや、子供と一緒に「家族になりたい」と願い、新生活がスタートします。
しかし、今まで別々の生活をしていた者同士が一緒になって簡単にうまくいくことはありません。ましてや、子供も一緒に…となると、初婚とは違った悩みや、親子の課題でも悩まされることになるんです。
だんよめファミリーもステップファミリーの悩みにぶち当たりました!
今回はステップファミリーはどんなことに悩むのか?について、自身の経験も踏まえてお話していきます。
ステップファミリーを知らない方はステップファミリーとは?をお読みください。
ステップファミリー(子連れ再婚)の特徴
そもそも、ステップファミリーは子連れ再婚にあたります。実はステップファミリーは年々増加し、結婚する人のうち、約1/4が再婚と言われています。
通常のステップファミリーの場合、「慣れてきた」と感じるまでには4〜5年かかり、5〜7年経つと前家庭よりも安定した家庭を作れると言います。
では、どうしてそこまで時間がかかるのか?というと、5つの特徴があります。
- 最初から子供がいるので信頼関係構築に時間がかかる
- 家族ごとに違った歴史がある
- 家族関係が複雑になる
- 生活習慣や、ルールの変わり方が一般の家庭よりも激しい
- 子供に関してのお金の出し方で揉める
ステップファミリー(子連れ再婚)になった後、子供に起こる悩み
親の離婚は子供にとって、ショックなできごとです。このショックな出来事を引きずると子育てに影響が出ることも…。
だんよめファミリーでも、引っ越しでの環境の変化や、今まで過ごしてきた家族の別れから、「前の家に遊びに行きたい」と少しだけ言われたことがあります。
一般的に親の離婚に対して、子供は次の3つのような気持ちを抱くことがあります。どの悩みに対しても子供としっかりコミュニケーションを取ることが大切です。
だんよめファミリーの子供たちに関してどう解決してきたか?はステップファミリーの連れ子(継子)の子供たちとうまくいく5つのコツでまとめているので、参考にしてください。
別れた親に悪いと思う
ステップファミリーの子供の悩みとして、親が別れてしまったのは、自分のせいだ…と考えてしまうことがあります。
何もできなかった無力感、あの時自分が気づいていれば…、何かできることがあったのでは?と現実を受け入れたくない気持ちから後悔の念が生まれてしまうのです。
だんよめファミリーでは、このように子供は考えていませんでした。それだけ前の親同士の明暗がハッキリ出ていたのかもしれませんね。
両親が仲直りすると思い続けている
ステップファミリーの子供の悩みとして、両親はきっとこの後、仲直りすると思い続けているケースもあります。
新しい生活が始まったとしても、「これは一時的なことであり、前の生活にきっと戻れるはず!」と現実を受け入れたくない気持ちが強い時、このように思うようです。
また、離婚という期間が短く、離婚という言葉が理解できない場合、このように考えてしまうケースが多いようです。
親をとられると思う
ステップファミリーの子供の悩みとして、「お母さん(お父さん)をとられた」と思ってしまうことがあります。
新しい親を「この人は他人」と認識してしまった場合に、「母親(もしくは父親)がおじさん(おばさん)にとられてしまった」と思うようです。
また、ある程度年齢が高くなると、「この人は再婚相手」としっかり認識した上で、「この人は認められない」と思ってしまうこともあります。
ステップファミリー(子連れ再婚)になった後の悩み
ステップファミリーでは、子供だけでなく、結婚した当人同士も大きく悩みがあります。ステップファミリーの悩みとしては、こちらが大きな問題としてクローズアップされます。
主に8つの悩みがあるので、一つずつ紹介します。
継親になったからには子供を愛さなければと気負いすぎてしまう
ステップファミリーとして連れ子を迎え入れる継父・継母は子供を愛さなければ!と気負いすぎてしまう傾向があります。
しかし、自分の血縁ではない子供を愛するということは、いろいろなことを考えなければならず、相当悩み、苦しみ、大きなストレスになります。
僕も良い父親であろうと頑張ってた時があり、それが最終的に稼いでくる父親像になってしまって、家族の気持ちと乖離したことがありました。
また、子供自身も自分を受け入れてくれるのかどうかは分からないところも不安の種だったりします。
親にいきなりなって焦る気持ちはわかりますが、少しずつしか関係性は変わりません。大切な存在だと意識するだけでも、自然と行動になって現れてくるので、自然体で接していきましょう。
実親との関係性を考えなければいけない
ステップファミリーとして新しい家族になっても、実親(実父・実母)との縁が切れるわけではありません。
別れた原因にはいろいろな事情があると思うのですが、会えるという権利が剥奪されることはないのです。ただし、暴力や、子供自身が会わないほうが良いと思っている場合はよく考えましょう。
何よりも子供の気持ちを優先して、実親とどういう関係を築くか決めていくのが良いですね。
新しい子供との付き合い方を考える必要が出てくる
ステップファミリーとして大きな問題となってくるのが、自分との間に生まれた子供…つまり実子についてです。
実子が生まれたことで、連れ子を愛せないとなってしまうケースもあり、実は大きな悩みの種になるポイントです。
僕が一番悩んだのはここでした。お父さんとして、愛情の差が生まれることが一番怖かったですね。
ここは人の価値観によって変わるところなので、難しいところです。
僕個人的な考えですが、愛情の差は必ず出てしまうと思います。それは実子であってもです。なので、故意に傷つけたり、貶めたり、暴力的な行為に発展しなければ大丈夫かなと考えています。
養子縁組するか悩む
ステップファミリーとして、悩みのあるある事例は養子縁組するかどうかです。
他人の子を自分の子として迎え入れる養子…ですが、あまりメリットというメリットはありません。なので、儀式的要素が強いものです。
別にやらなくて良いけど、でも、やったほうが良いのかな…と自分の心が揺れるのです。
ここはステップファミリーで養子縁組するべきか?に詳しく書いたので、ぜひ参考にしてください。
自分の両親に反対される、理解されない
ステップファミリーでは、当人以外に反対されることがあります。バツイチという言葉があるように、社会では「世間体が悪い」と思われがちです。特にこの傾向が強いのが両親です。
「騙されているんじゃないか」、「連れ子がいるなんて育てるのは大変だ」と言われたりします。
僕の両親も例に漏れず、こんな感じで一悶着ありました。理解してもらうまでには1~2年はかかりましたね。
ここで大事なのは両親も悪意を持って言っているわけではないということ。むしろ心配してくれています。心配でなかったら、このようなことは言わないということを理解し、両親ではなく、当事者の心が納得する答えを出すことが大切です。
入籍のタイミングや、結婚式をどうするかで悩む
ステップファミリーで悩むのが入籍のタイミングと、結婚式です。
すでに同居状態に入っているケースも多々あり、「わざわざ入籍する必要があるのか?」と考えることがあります。
また、結婚式は一度行っているケースがほとんどなので、わざわざ大きな費用と負担をかけて式を挙げる必要があるのか?と悩みます。
私は結婚するのも必要ないと思ってたし、結婚式も必要ないと思ってたよ。
僕の場合は、結婚は必要だけど、結婚式は必要ないかなって思っていました。
悩んだ時に大切なのは夫婦二人でよく話し合うこと。価値観のすり合わせをし、どちらがより幸せになれるか?で選択していきましょう。
愛されているのか不安に思う
ステップファミリーの再婚側のことですが、「愛されているのだろうか?」ということで悩みます。特に女性のほうが多い傾向のようです。
再婚側は「複雑な事情を持つ家庭をわざわざ引き取ってくれた」と感じており、愛情ではなく、同情なのではないか?と考えるようです。
だんよめファミリーでは2年くらい「どうして結婚してくれたの?」とたびたび聞かれたなぁ~。
だって、普通に考えたら面倒くさくなるのは確定だし、不安なんだよね~。
ここは言葉でもそうですが、態度や、行動でも示し、不安を拭い去るしかありません。長い時間をかけて信頼関係を築いていきましょう。
お金に関してどっちが出すか?などで悩む
ステップファミリーの特徴としてお金に関してどっちが出すかで大きく悩むことになります。
連れ子の場合、「お金を出したくない」、「同じように愛することができない」とハッキリと意思表示する方もいます。
夫婦の資産は共有財産と思えれば良いんですが、お金に関してだけは簡単に割り切ることができません。実子のためにコツコツと貯めたお金を、継子のために使えない!と子供が大きくなってから、お金の問題で悩み始めるケースもあり、どのように子供を支援していくかを夫婦でよく話し合う必要があります。
僕の場合はそういうことは最初からすべて割り切って、全部自分の子だ!って思うようにしているので、それほど揉めませんが、こんなに簡単に割り切ることができないのが普通ですw
おすすめは結婚した早い段階で、ライフプランなど将来設計を考えておくのが良いですね。そうすると相手がどう考えているのか?を共有できるし、第三者がいるので、穏便に物事が進みやすくなります。
さまざまな悩みを持つステップファミリーがうまくいくために
それではまとめです。
- 子供は別れたのは自分も関係していると思いがち
- 子供が新しい親を受け入れるには時間がかかる
- 継父・継母になっても気負いすぎなくて良い
- 実親とは、子供の気持ちを優先して話し合っていくと良い
- 愛情の差があるのは当たり前と考える
- 両親は心配していろいろ言ってくると理解する
- 結婚については夫婦でよく話し合う
- 言葉・態度・行動で愛情を確かめ合う
- 結婚した早い段階でライフプランを作る
基本は夫婦でよく話し合うこと、そして、子供たちの意見も聞いていくことです。それぞれが納得し、お互いに良いと感じたものを積み上げ、家族の形をつくっていく。
その時に間違いはあるかもしれません。でも、話し合えるという信頼関係さえあれば修復はできます。
悩みは成長の種。そして、愛情そのものです。悩みを怖がらず、より良い家庭にしていきましょう!
それでは素敵なファミリーライフを!
他にもステップファミリーの用語に関してや、もっと具体的な悩みや、うまくいくためのコツなどをまとめているので、ぜひご覧ください。