- 連れ子がいるってどんな感覚になるのか知りたい
- 連れ子は実際、いつ顔合わせするのか知りたい
- 連れ子が気持ち悪いと思っている
ステップファミリーとして大きく悩むのが連れ子の問題です。
僕も結婚する時、相手に3人の子供がいると聞いた時、「ヒェッ」って思ったものです。
自分の血を引いているわけではない。本当に愛せるのか?愛せなかったらどうするのか?そもそも愛するってなんなのか?
そういうモヤモヤが自分の中に渦巻いていき、最終的に愛せていない自分って駄目だなって自己嫌悪に落ちていくのです。
今回は連れ子を気持ち悪いって思ってしまう問題と、その解決法についてお話していきます。
ステップファミリー(子連れ再婚)とは?
そもそもステップファミリーとは、基本的には子連れ再婚のことを指します。
どんな問題が出てくるか?など詳しくはステップファミリーとは?にまとめてあるので、お読みください。
ステップファミリー(子連れ再婚)で連れ子がいると起きる問題
実際に結婚する時、連れ子に対する考え方で大きく悩みます。
大好きな人と一緒にいたいのに、前の夫・妻との間にできた子も付いてきます。いきなり親になるという事実に「自分でいいのか…。」など、心の準備が追いつかないことも。
実際に僕自身もデートを重ねたりする時って、子供を預けるというケースが多かったので、子供たちと自分の面識はなく、住む時になって初顔合わせになりました。
実際に住むよってなった時、生活が一変するんだろうなという期待と不安の両方がありましたし、子供たちとうまくやっていけるかが一番不安でしたねぇ。
感じ方は人それぞれですが、本当に愛せるのか?愛せなかったとしたらどうするのか?そして、愛せない自分ってなんか駄目だな…という自己嫌悪にもなりがちなのです。
ステップファミリー(子連れ再婚)で起こる「子供が気持ち悪い」と感じる問題
子供たちを愛せなかった場合、「気持ち悪い」という感じ方に変化します。でも、「愛したいのに愛せない」という心の葛藤に苦しむのです。
実際の例を見てみましょう。
異性として気持ち悪いと感じる
連れ子の子供たちを気持ち悪いと思ってしまう。
相変わらず、
息子氏に近づかれると
無意識に距離を置いている自分がいた。元々男の人がどちらかといえば苦手なので
息子氏が成長するに従って
苦手になってきたのかな、、、なんて自分に言い訳しつつ
母親失格 ステップファミリー その3
なんとかやり過ごすことで耐えていました。
(本当に『耐える』という表現がぴったりでした)
この気持ちは母親のほうが多く出てきてしまうようです。
実際、僕は気持ち悪いと思ったことはありませんでした。
それと関連し、お母さんが息子を「気持ち悪い」と感じるのは、もともと「性的な侵入」に対して女性のほうが気持ち悪いと感じやすいこと、近親を無意識に本能的に避けようとする傾向があることが背景にあるのではないかという。
ママが息子を「気持ち悪い」と感じるとき – ママテナ
自分を守ろうとしている気持ちであるということをまず受け入れるところからはじめて、周りに相談したり、パートナーと話し合ったりすることが大事だろうなって思います。
そういう人が周りにいないのであれば、カウンセラーなど第三者機関を頼ると良いでしょう。
自分の血縁ではないことに対する違和感
自分の子供ではない!って思うと愛せないと思ってしまうようです。これは男性に多い感じですね。
僕自身も結構悩んだのが、自分の血を継いでいない子の考え方ですね。どちらかというと、自分の血を継いだ子が出た時、愛情の差が出てしまうことに不安を持っていました。
男性が「自分が親だ!」って思うには、ある程度の通過儀礼が必要です。連れ子の場合、親だと認識する通過儀礼がすっ飛ばされてしまい、とてつもない違和感として出てくるみたいです。
過去の実験で、男性が赤ちゃんとたっぷり触れ合うとオキシトシンが分泌されることがわかりました。分娩も授乳もしませんが、子どもができると、オキシトシンのレベルは上がります。一緒にいる期間が長かったり、抱っこをしたり面倒を見たりするうちに、母親ほどの濃度ではないけれども、父親の脳にもオキシトシンが増加する。そして、少しずつ父親らしくなっていくのです。
母親は出産を機にオキシトシンが脳内に放出され、いきなり母親になりますが、父親は少しずつ父親になっていく。だから、子どもが小さい時期に家にいられなかったお父さんは、オキシトシンが分泌されないので、なかなか父親としての自覚を持てないのかもしれません。子どもに対しても、すこし後ろめたい気持ちがある場合も。
科学的に判明した「子がいても『父親』になれない人間」の正体 – THE GOLD ONLINE
自分の血縁ではないことは事実なのでどうしようもないですが、愛せるか愛せないかは別です。
実際、僕も連れ子3人を自分の子供だ!って思い込ませる儀式的なことをいっぱいやって愛せるように努力しました。
その結果、僕は養子であっても程度の差はあれ、家族として同じように接せています。
長男と次男とは同じ目線で遊ぶようなことは結構やったね。
同じ人間であるという意識を持って、子供ではなく、一人の人間として理解するというところから始めるとうまく行くんじゃないでしょうか。
ステップファミリーの連れ子の子供とうまくいくためのコツにも書いてあるので、ぜひお読みください。
生活の価値観や、考え方が違って段々気持ち悪くなる
過ごしているうちに価値観の違いが大きくなってくるパターン。
題名の通り、連れ子の現在8歳の子を愛すことができません。それどころか憎しみすら持ってしまっています。最初は自分なりに頑張っていたつもりでしたが、妻からの要望(長男との関係や接し方等)がいくつかあり、一見簡単に聞こえる要望でも、今までの彼らの関係性、生活スタイル、家族、親戚等の関わりまで深く考えてしまい妻の顔色ばかり伺い、妻の両親や知人がいるところでは勝手に肩身が狭く感じて連れ子とうまく接することが出来ませんでした。それが理由で何度も喧嘩をしましたし話し合いもしてきました。もう6年経つ今何も改善されていません。時折少し改善されたと思えば、関係ない内容の喧嘩の時に話の流れで長男の話になり文句を言われまた元通り。そんなこんなで夫婦喧嘩といえば9割連れ子の話、それがどんどんストレスとなり、いつしか連れ子の長男に対して憎しみを持ってしまい次男三男とは明らかに差のある対応を取ってしまっています。妻にも気持ちや意見があるように私にも全然伝わらないけど努力していることがたくさんあります。ですがそんな事は伝わらなければ意味がなく、自分の努力が報われずに指摘ばかりされるのが6年も経つと長男のことを考える事、関わることすら嫌になってしまいました。
妻の子供を愛せない – OKWAVE
だんよめファミリーでも実は離婚するかしないかという喧嘩を一回だけしました。
あの時は普段喧嘩しない分、余計に爆発したかもね(笑)
でも、あの喧嘩があったからお互いの価値観がハッキリ分かったから良いと思うよ。
夫婦といえども他人です。そして、気持ち悪く感じているのは自分からの気持ちです。
伝わるように努力することではなく、努力したら伝えたり、見せることが大事。だんよめファミリーでは「いやー、大変だったよ」みたいな話を結構します。で、「大変だったね」とか「ありがとう」とかを言い合う習慣になっています。
これは子供に対しても同じ。正直に子供たちとも向き合うのが大切かなと考えます。
ステップファミリー(子連れ再婚)として連れ子を気持ち悪いと感じてしまったらのまとめ
それではまとめです。
- モヤモヤが大きくなると自分って駄目だなって自己嫌悪になりがち
- 気持ち悪いではなく、愛したいのに愛せないという葛藤のほうが大きい
- 女性の場合、気持ち悪いは異性から自分を守ろうとする本能かもしれない
- 血縁ではないことに悩んだら、友達を作るように接してみるところから始めよう
- 生活観の違いで悩んだら、努力したことを伝えちゃおう
僕的には「愛したいのに愛せない!」「気持ち悪いって思っちゃってどうしよう!」と悩んだりしていること自体が、愛なんじゃないかって思います。
愛してなかったら悩まないんじゃないかな。
自分だけの努力でなんとかなるのがステップファミリーじゃありません。
自分を大切にしつつ、相手を尊重する。その気持ちを家族全員が持てるようにすると、うまくいくのかなと思います。
他にもステップファミリーの用語に関してや、もっと具体的な悩みや、うまくいくためのコツなどをまとめているので、ぜひご覧ください。