- ステップファミリーの語源が分からない人
- ステップに込められた意味を知りたいと思っている人
- 子連れ再婚家族と言ってはいけない理由が気になる人
ステップファミリーという言葉が増えています。そして、認知する方も多くなってきました。
簡単にいうと再婚などによって、血縁のない親子関係を含んだ家族のことですが…、なぜステップファミリーと言うのでしょうか?
たしかにステップファミリーって聞くけど、その意味が何なのかまでは考えたことないなぁ。
しかも、その意味って単純に検索しても出てこないし、AIに聞いても見当違いの答えしか出してこないんだよね…。
- 子連れ再婚家族じゃ駄目なの?
- ステップって?
そうした疑問が僕にも出てきたので、徹底的に調べてみました!
- 私たちの家族について(クリックして詳細を表示する)
ステップファミリーとは?
基本的には子連れ再婚のことを指します。再婚の場合、いわゆる『連れ子』がいるケースがあり、新しい配偶者と法的に養子縁組をするにせよしないにせよ、新世帯で家族としての実態を持つ場合は多いです。
日本の場合は、女性が子連れで、男性が初婚というパターンが最も多いらしく、だんよめファミリーもこれに合致します。
詳しくはステップファミリーとはにまとめているので、ぜひお読みください。
そもそもステップとは何を意味するのか?
そもそも、なぜステップファミリーという名称なのでしょうか?
海外ではブレンデッドファミリーや、パッチワークファミリー、ボーナスファミリーとも呼ばれているのに、なぜ日本ではその名称を使わなかったのでしょうか?
どこが発祥か?
いろいろ調べてみたのですが、発祥に関する資料は見つけられませんでした。
唯一見つけたのは語源がアメリカから来ている説。
語源はアメリカから来ていて、英語でステップ「継ぐ」+ファミリー「家族」を合わせています。
ステップファミリー(ボーナスファミリー)とは – Rosy
『継ぐ』という言葉がキーワードになっているらしく、パートナーのことを父親は継父(けいふ)、母親は継母(けいぼ)、親自身のことを継親(ままおや)とも言います。
誰が言い始めたのか気になるね〜。
誰か名付けの歴史とか見つけたらコメントで教えて!
ステップに込められた意味
ステップとは次のステージに向かうポジティブな言葉です。
ここに込められた意味は、いろいろ調べた結果、血の繋がりを超えて家族になることだと理解しました。
ある地方都市に住む男性(49)は、祖父の代から続く家業を継いでいる。過疎化と不況で業績が右肩下がりになっても、長男として家業と実家を守り続けてきた。だが、その努力は自分で終わりにするつもりだ。
「血のつながった子どもはほしくない。跡取りという理不尽な十字架を、子どもにまで背負わせたくないんです」
大学進学で上京し、大手企業に就職したが、30歳を目前にして父親から突然、「地元に戻って家業を継げ」と言われた。幼い頃から、言うことをきかないと容赦なく殴ってくる父だった。すでに経済的に自立していたから、その父に逆らい続ける選択もできた。自由と家族、どちらを選ぶか。地方出身で長男という同じ立場の同僚や先輩に尋ねて回った。跡取りにならずに済んでいるのは、男兄弟がいる人ばかりだった。「親を捨てた罪悪感にさいなまれることになるよ」。上司の言葉に背中を押され、Uターンの道を選んだ。
結婚だけは自分で決めたかったが、相手の女性に離婚歴があり、連れ子がいることに両親は難色を示した。一方、自分にとっては、血のつながりのない子どものほうが気楽だった。「人様の子をお預かりしているような感覚」で接することができたからだ。実の子だったら、父のように殴ってしまっていたかもしれなかった。しかし妻は子どもをもう一人ほしがった。夫婦関係がぎくしゃくし、離婚した。またも、両親が望んだ通りになってしまった。
血のつながりが自由をはばむ そして、親子になる – Yahoo!JAPANニュース
この話のように血の繋がっていない人間を家族だと思うというのは、簡単な話ではありません。
しかし、家族の定義はみんなの中で変わってきて、多様化しています。
血のつながりが自由をはばむ そして、親子になる – Yahoo!JAPANニュース
この結果から見ると、家族は血ではなく、絆だと信じたいと思っている人が多いんだと感じます。
そこに期待の意味も込めて、『ステップ』ファミリーなのだと。
なぜ子連れ再婚家族とは言わないのか?
なぜ子連れ再婚家族と言わないのか?というと、ふつうではないと落胆させないためです。
子連れ再婚という言葉だけ聞くと、ネガティブなイメージや、「みんなとは違うんだ」と過去のトラウマを連想させることにも繋がり、実は注意が必要な言葉なのです。
ステップファミリーとなった家族に対し、「実子と思って(育ててね)」や「新しいお父(母)さんができてよかったね」「ふつうの家族と同じよ」と声をかけることがないでしょうか。その声かけには、「ふつう」の家族、つまり初婚の核家族と同様の関係や役割を期待していることがうかがえます。しかし、こうした期待はステップファミリーの発達プロセスや構造にそぐわないものです。既成の小さな枠組みの家族観に、ステップファミリーをはめ込もうとすると負担や痛みを生じさせることになります。
ステップファミリーを育むための基本知識 – SAJ(ステップファミリー・アソシエーション・ジャパン)
例えば…「実の子だと思って育ててね」と言葉をかけた時、「優しい!」と思うか、「なんでそんなこと言われなきゃならないの?」と思うかは人それぞれ解釈が違うということですね。
だんよめファミリーでも、僕の両親からはこのような言葉を何度か言われたことがあります。その時に「なんか嫌だな」と感じたため、できるかぎり前向きな「ステップ」という言葉を使いたいなと思っています。
ステップファミリーとして幸せになるために
今回はステップファミリーの意味についてお話しました。
- ステップファミリーとは連れ子がいる人との結婚で生まれる家族形態のこと
- ステップファミリーは別名ブレンデッドファミリー、パッチワークファミリー、ボーナスファミリーとも言う
- 語源はアメリカから来ている
- ステップファミリーに込められた意味は血の繋がりを超えること
ステップファミリーが本当の意味で次のステージに行くには、新しい家族の形をそれぞれの家庭でコミュニケーションをとりながら作っていかなければいけません。
どの家庭でもそれは同じですが、ステップファミリーは血の繋がりがない分、新しい家族の形として期待されているのかもしれませんね。
ステップファミリーでは、どんな悩みがあるのか?どうやって解決していけば良いのか?が重要になります。
興味があればステップファミリーの悩みについての記事もお読みください。
他にもステップファミリーの用語に関してや、もっと具体的な悩みや、うまくいくためのコツなどをまとめているので、ぜひご覧ください。