- 連れ子(継子)の子供とどう付き合ったらいいのか分からない
- 連れ子だけじゃなくて、自分の血を引く子供を作るかどうか悩んでいる
- 連れ子(継子)とどう仲を深めていいか分からない
ステップファミリーでモヤモヤするポイントで一番多いのは連れ子(継子)の子供との関係性じゃないでしょうか?
実際、僕自身も非常に悩み、考え、連れ子という関係性と向き合ってきて、今、幸せに過ごせています。では、だんよめファミリーは一体どのようにして、課題を解決してきたのか?をご紹介します。
ステップファミリー(子連れ再婚)とは?
そもそもステップファミリーとは、基本的には子連れ再婚のことを指します。
どんな問題が出てくるか?など詳しくはステップファミリーとは?にまとめてあるので、お読みください。
再婚はどう子供に影響する?
再婚した時に子供は少なからずショックがあるはずです。
今まで一緒にいた人が、一緒に居れなくなる…その当事者として「自分のせいだ」と思ってしまう子供は多いと言います。
次男は父親ともっと触れ合いたいって思ってたので、最初はちょっとショックあったかと思うね。
でも、その気持ちがあったからこそ、逆に僕に懐くのも早かったな〜。
ステップファミリーの初期段階では、もう親に会えないという精神的なダメージを負ってのスタートなので、周囲のフォローや、ケアは欠かせません。
また、「血の繋がりがないのに、親のように接してくることがストレス」という意見が子供へのアンケート回答で一番多かったと言います。
血の繋がりのない大人と一緒に共同生活するのは、子供にとってストレスになるのだろうと思います。
家族構成はどうなる?
ステップファミリーは大きく分けて3つのパターンがあります。
- 男性 (子なし) & 女性 (子あり) (最も多いパターン)
- 男性 (子あり) & 女性 (子なし)
- 男性 (子あり) & 女性 (子あり)
日本ではシングルマザーのほうが圧倒的に多い国なので、1が結果的に多くなります。
実はステップファミリーでもっとも上手くいきやすいのも、男性 (子なし) & 女性 (子あり)のパターンと言われています。
だんよめファミリーも、男性 (子なし) & 女性 (子あり)のパターン。でも、パターンによって差異があり、別物かなと感じるので、1のパターンじゃない!と言って落ち込む必要はないですよ。
ステップファミリー(子連れ再婚)になる時、子供の何に悩む?
ステップファミリーになると、親として子供とどう接するか?は一番の悩みになると言います。
だんよめファミリーも例に漏れず、まさにでしたので、子供についてどんなことに悩んだかの実例を書いてみます。
自分は子供を愛せるか不安
僕自身は子育てというものをしたことがないので、子供を愛せるかは一番不安でした。特に自分の血を引く子供との差が生まれてしまうのが怖かった。
自分の子供ができた時、連れ子(継子)の子たちが急に可愛く見えなくなってしまう…そんな風になってしまうかもしれない。そうなった時、一緒にいるのは苦痛になるだろうし、妻(旦那ちゃん)とも関係が悪くなるなと考えていたからです。
自分の血を引く子を作るか悩む
同時に自分の血を引く子を作るかどうかで悩みました。
これは僕自身が欲しいと思っても、すでに3人の連れ子(継子)がいました。「子供を産むこと自体が負担のかかることだし、お金もかかるだろうし、これ以上は厳しいんじゃないかな…」ってのが僕の最初の気持ちでした。
子供とどう関係性を作っていくか悩む
3つ目はいきなり親になったことです。
子供の関係性の育み方に迷いました。そもそも、どんな子供たちなのかをまったく知らないまま共同生活することになるし、その時は旦那ちゃんも週3〜4で勤めていて、いきなり子供たちの中に一人放り出される状態でした。
最初はなんて声をかけて良いか本当に考えましたし、距離の詰め方もかなり気を遣ったな〜。
良い父親になろうと頑張りすぎてしまう悩み
4つ目は『父親』というワードが重くのしかかったこと。
- 稼がないと!
- 叱るのは男でないと!
- イクメンのように家事・育児も頑張れる親じゃないと!
多くの「なければならない」が頭の中に浮かびました。これは長男思考でもあるんですが、責任のあることをしっかりやり遂げようとしてしまいました。
今でもたまに思うけど、できなかったら駄目だ!って結構思ってました。
養子縁組をするかしないかで悩む
5つ目は養子にするかで結構悩みました。
- 養子とは?(クリックして詳細を表示する)
悩んだ理由は養子にしても自分には何のメリットがないからです。
- 自分の氏にできる
- 子供を相続人にできる
- 子供を扶養する義務を負う
- 手続きする必要がある
つまり、負担しかない。そこに意味はあるのか?を本当に悩んで考えました。
私はやる必要ないんじゃない?って言ってたよ。
でも、それで良いのかな?ってすごく悩む問題なんだよねー。
金銭面をどうするか悩む
6つ目は金銭面です。
- アパートを借りて、実家から移り住んだ
- 一人で精一杯なのに家族4人も増えた
- ペット2匹付きだった
- 自営業なので不安定(しかもそれほど収入も高くなかった)
こんな悩みが最初から付きまとっていて、稼ぐことをどうしようか…と本気で悩んだりしました。
どのくらい稼げば良いのかも分からなかったので、それが一番不安だったなー。
実の親との関係をどうするかで悩む
7つ目は実親との関係をどうするかで悩みました。(ここは人によって大きく変わると思うので参考程度で)
養子縁組をしたからといって、親子関係が切れるわけではありません。実の親…よりも実の親側のおじいちゃん、おばあちゃんが「会いたい」といって頻繁に会いに来てました。
あっちとしてもいきなりいなくなったワケだから、会わせないのは可哀想と思ったし、子供たちも「会いたい」っていうので、会わせていました。
ただ、害がないわけでもなく、「私達の気持ちも考えてくれないと困ります」とおばあちゃんから言われたり、元夫からも呼び出されたりもしました。
相手側から何かを言われると、悪いことしたなという気持ちも増幅されるのが辛かったですね。
ステップファミリー(子連れ再婚)として子供との接し方・考え方
さまざまなことが起こるステップファミリーですが、子供たちの問題をクリアするにはどんなことをすれば良いのか?
僕自身が行った点で最も効果が大きかった5つを紹介します。
共通の話題で一緒に楽しめる仲にする工夫
まず、僕が一番大切だなって思ったのは、子供たちと目線の高さを合わせたことですね。
何について話そうか…って僕だけではなく、子供自身にも起こっていることで、話題がないんですね。質問をしても良いんですが、まだまだ打ち解けられる状態ではないことがほとんどです。
長男と次男はすでに小学生だったことと、ゲームが好きなのに、以前の家は厳しくてゲームをやらせてもらえなかったということなので、昔、自分が遊んでいたゲームを与えて、好きに遊んで良いとしました。
そうすることによって、共通の話題ができます。何しろ、自分が昔遊んでいたものなので、話も盛り上がるんです。
このように共通の話題を作り、仲を深めていくと、自然といろいろな話題へと発展できることが良かったなぁって思います。
自分が育てたから自分の子だと考えた
自分の意識で大切だなって思うことは、自分が育てたから自分の子だと考えたことですね。
親というのはどうしたらなれるのか?を真剣に考えた結果、血を継いでいるからだけではなく、育てていく過程で自分の子供だと認識するのではないかと考えました。
親も子供ができたから、いきなり親になれるわけではない。徐々に親だと認識して、いろいろ悩んだり、考えたりして親らしくなっていくと思ったのです。
「子供たちに親にさせてもらっている」と意識して、血を継いでいない分、しっかり向き合おうと思いました。だからこそ、養子縁組もしました。
意識の問題ですが、この部分は根っことして大きかったかなと思います。嫌なことや、大変なことがあった時でも、親として向き合う覚悟ができたし、面倒だとは感じなかったなぁ。
『父親』ではなく、人として接しようと考えた
さきほどの意識と合わせて考えたのは、子供ではなく、一人の人間として向き合う意識を持ちました。
そもそも、連れ子の時点である程度育ってきて、自我を持っています。そうすると『育ててやっている』という意識だと反発するんですよね。
- 困ったら助け合いたい
- 叱るのではなく気づかせたい
- 人として間違ったことをしているなら正したい
このように基本は子供として考えず、同じ人間として『一緒に学び、育つ』を大切に一人の人間として、意見を聞き、相手の意志を尊重しました。
ただし、自分の経験はちゃんと伝え、命の危険があったり、他人に対して故意に迷惑をかける行為に対しては間違っているとハッキリ伝えました。
これは自分自身の保険でもあり、だんだんと父親という概念に囚われて辛くならなくするためでもありますね。
ライフプランを考えた
収入面では不安度が高かったので、ライフプランを作りました。
これは知り合いの保険会社のライフプランナーを通じて行える人生の設計図みたいなものです。いつにどのくらいお金が必要なのか?ということを、見える化できるのが良いですね。
もちろん、ライフプラン自体は無料ですし、いろんな保険会社でもやっているものなので、作ってもらうと悩みは解決できるかなと思います。
まぁ、保険の勧誘などはありますが、必要だと思ったら入ればいいので、僕的には気にせず受けたほうが良いかなと思います。
お金がないことではなく、どのくらい稼げばいいのか?が分かっていないことが一番分かっていないといけないことなんだよねー。
私も保険には入らないつもりでライフプランを一緒に受けたけど、子供を含めた家族の将来の解像度が一気に鮮明になったね。
実親とは会わない方向で考えた
前の親との縁を切るために、養育費を貰わない、会わないを徹底しました。
前妻の子供が頻繁に出入りする形だと、前夫も新しい彼女を招き入れにくいし、おじいちゃん・おばあちゃんも前を向けない。(妻に対してそれほど愛がなかったのも大きいかもしれません)
子供自身にも経緯を話して、どうすると良いと思う?と聞いて、「会わないほうが良いと思う」と言いました。
だんよめファミリーの場合には、実父には良い思い出もなかったようなので、そこも大きかったかもしれません。
また、「どうしても会いたい!」と会わせて、会えると思うと徐々にエスカレートしてしまうので会わせないようにしていきました。
ただ、会わせないでいると、出待ちされてストーカーみたいになってしまったので、確実に縁を切るために、妻に手紙を書かせて、家のポストに投函してもらいました。
いやー、あの時はすっごいストレスだったけど、手紙の効力はすごいね。
相手に気持ちが届いて良かった〜。
こういうケースばかりではないと思うけど、相手のためを思うことと、自分の幸せを願うことの両立を諦めなかったからこそ、良い着地に行ったのかなと思います。
ステップファミリー(子連れ再婚)で連れ子(継子)の子供たちとうまくいくためのコツまとめ
それではまとめです。
- 「血の繋がりがないのに、親のように接してくることがストレス」という意見が子供へのアンケート回答で一番多い
- 子供たちと目線の高さを合わせる
- 自分が育てたから自分の子であると思う
- 子供たちに親にさせてもらっているという感謝の意識を持つ
- 子供ではなく、一人の人間として触れ合う
- ライフプランを作ってお金がどのくらい必要か見える化する
- 前の親からは養育費をもらわない。会わない。
子供というよりは、人間的な繋がりを持つことのほうが大切ですね。
それでは素敵なファミリーライフを〜!
他にもステップファミリーの用語に関してや、もっと具体的な悩みや、うまくいくためのコツなどをまとめているので、ぜひご覧ください。