- ステップファミリーってなんだか分からない人
- ステップファミリーってどんなことに悩むの?
- ステップファミリーの課題ってどうやって解決するの?
皆さんはステップファミリーという言葉を知っていますか?
日本ではまだまだ認知度が低いステップファミリーですが、簡単に言うと子連れ再婚をしてできた家族形態のことを指します。
実は僕たち、だんよめファミリーもステップファミリー!
私が3人の子供を抱えて再婚したんだよね。
- いきなり子供が増える?
- 結婚してすぐ子育て?
- すでに大きいのに自分の子供?
どんな感じになるのか、まったく想像できない!そして、何に困るのかもまだ知られていないので、支援の手もほとんどない!
ということで、だんよめファミリーをベースにステップファミリーについてしっかり解説していきます!
ステップファミリー(子連れ再婚)とは
基本的には子連れ再婚のことを指します。再婚の場合、いわゆる『連れ子』がいるケースがあり、新しい配偶者と法的に養子縁組をするにせよしないにせよ、新世帯で家族としての実態を持つ場合は多いです。
日本の場合は、女性が子連れで、男性が初婚というパターンが最も多いらしく、だんよめファミリーもこれに合致します。
子連れ再婚以外にも
- 同性婚
- 同性の事実婚関係
- 内縁(結婚の意志はあるが、何らかの事情で婚姻届を出せない)
- 事実婚(結婚の意志があるが、婚姻届は出していない)
があり、一緒に住んでいる、住んでいないに関わらずステップファミリーとまとめられています。
ステップファミリーの意味について
ステップファミリーとなぜ言うのか?というと、血の繋がりを超えた家族形態になれると期待の意味も込めて名付けられています。
このあたりはステップファミリーの意味に詳しくまとめたのでご覧ください。
ステップファミリー(子連れ再婚)の特徴
日本では離婚率が減っているのに、ステップファミリーは増加傾向と言われています。
2010(平成22)年の離婚件数は約25.1万件でしたが、2020(令和2)年には20万件を切り、2021(令和3)年は約18.4万件と減少傾向にあります。
なお、婚姻件数は2010(平成22)年には約70.0万件でしたが、2021(令和3)年は約50.1万件となっています。15歳からの有配偶離婚率(配偶者がいる人1,000人当たりの離婚者数)を年代別にみると、男性では20~24歳、女性では19歳以下が最も高くなっています。
離婚件数が増えているというのは本当? – 公益財団法人 生命保険文化センター
多様な家族形態が出てきて同性婚が増えているからと思います。
再婚はステップファミリーに分類されます。
シングルマザーは結婚すればステップファミリーになるので、予備軍と呼ばれたりもするようです。
増加はしていますが、日本ではステップファミリーそのものの認知が低く、課題点も知られてないので、支援の手はほとんどないようです。
詳しくはステップファミリーの特徴とは?をご覧ください。
ステップファミリー(子連れ再婚)のよくある悩み
ステップファミリーでは
- 初婚の夫が夫になり、いきなり父になる不安
- 再婚の妻が夫婦関係、子供との関係で悩む
- 再婚した側についていた子供が新しい親を受け入れられない
という問題が多いです。
夫として悩むのは子供、夫婦、自分(その周辺との人間関係)の3点で大きく悩みますね。
子供に関する悩みとは?
ステップファミリーとして僕が一番悩んだのは子供に関すること。
- 継子(相手の連れ子)を愛せないかもしれない
- 継子の実親やその親戚との関わりに悩んだ
- 実の親になろうとして頑張りすぎてしまった
- 継子とうまく関わっていくにはどうすればいいのか?
- 相手の子どもとの養子縁組をどうするか?
端から見れば大したことないように見えますが、実際なってみると結構考えたり、夫婦で話し合ったりよくしました。
ステップファミリーで子供を気持ち悪いと思ってしまうケースはこちらにまとめました。
夫婦に関する悩みとは?
夫婦に関することも悩みました。
- 2つの家族の生活習慣の違いにとまどう
- パートナーとの子供の躾の価値観の違いにとまどう
- パートナーに理解されない
- 家族がまとまらない
ただ、これはステップファミリーだからではなく、結婚し、夫婦になったから悩んだことかなって思います。
詳しくはステップファミリーの悩みについてをご覧ください。
自分自身に関する悩みとは?
自分自身でどうすればいいか、その周りとの関係で悩んだことは多々ありました。
- 急に大家族になって家事や育児の負担に戸惑う
- 周りにどう説明したらいいのかわからずにカミングアウトできない
- 自分自身の親や親戚との関わり
- 話したとしても、事例が少なく周りもどうしていいか分からない
特に悩むのが自分自身の両親だったかなって思います。
「再婚、連れ子がいる」というワードに敏感に反応して、結婚前に僕の親とは何度もぶつかりました。
お金に関する悩み
ステップファミリーでは、継子(連れ子)にお金を払いたくない!と思ってしまう方はたくさんいます。
ステップファミリーでよく見られるトラブルは、夫婦間の金銭感覚の違いや、継子への資金援助への考え方でのすれ違いです。
ひとつ屋根の下になれば、みんなハッピー!とは簡単に行かず、「自分の血縁じゃないのにお金を払うのは嫌だ」と思っている人はかなりいるのです。
この辺りはステップファミリーのお金問題で詳しくまとめています。
ステップファミリー(子連れ再婚)の課題解決策
では、どうしたらステップファミリーとしての課題を解決できたか?というと、この3点だったかなって思います。
うちはうち、よそはよそという考え方
理想の家族像を作り上げたりするのを止めたのは大きかったかなって思います。
結婚する時、妻はこんな感じで、自分はこんな感じで、子供は〜…みたいな理想を描く人は結構いるかと思います。
ステップファミリーはその考え方では通用しませんでした。何しろ、明日には小学生にもなっている子供が来てしまい、3人の父になるという現実があったからです。
なので、型にハマったような理想の家族像になるのは難しいし、いきなりお父さんと認識してもらうことも難しいだろうと思って、子供たちとは友達のように付き合っていきました。
幸いゲームが好きだったので、ゲームを一緒にやったり、自分が遊んでたゲームをプレイさせたりして、話題を合わせるなんてことをやっているうちに、段々と話せるようになっていきました。
この話はステップファミリーの連れ子(継子)の子供たちとうまくいくコツをご覧ください。
ただ、自分の場合は小学生だったということもあり、これが高校生・大学生の連れ子だったらこううまく行かなかっただろうとは思います。
実態に合わせてスタイルを変えるのが大切かなぁ。
両親は反対しても関係ない
実はだんよめファミリーは、僕の両親の反対を振り切って結婚しました。
さきほども書きましたが、僕の両親からは「再婚、子連れ」というワードがあって、「絶対に駄目!」と言われていました。
「騙されてる!」まで言われるくらいでした。
だけど、本当に大切なのは自分たちが幸せになれるかどうか?だと考え、反対を押し切って結婚。
そして、長女が産まれました。
結果的に両親は認めてくれて、毎週実家に行くくらいの仲になっています。
相手に期待しすぎず、足りないところを補う
相手に期待しすぎないはとても大事だなって思います。
結婚すると、段々と相手が自分の所有物かのようになっていく家庭は多いかなって感じています。そして、父という理想像、母という理想像ができ、やっていることが当たり前になって感謝できなくなっていく。
みんな「できてる」って言うんですが、これって頭で分かってても中々、気づけないものなんじゃないかなと思うのです。
大事なのは感謝できる関係性。それをやるためには家事・育児などは「自分でやるんだ」という意識がどこかにないと感謝しづらいと思います。だから、自分は男でも家事・育児をしっかりやって『妻』という存在を理解するのが大切だと言いたい!
お互いに相手ができてないなって思ったら自分がやるチャンス!って心がける感謝しあえる関係性になりますよ。
ステップファミリー(子連れ再婚)とは?のまとめ
ステップファミリーとは?のまとめです。
- ステップファミリーは基本的には子連れ再婚
- ステップファミリーは女性が再婚、男性が初婚が多い。
- 日本ではステップファミリーという家族形態の認知がないため、課題点も知られていない
- ステップファミリーで悩むのは1番は子供。2番は夫婦関係。3番目に周りとの関係性
- ステップファミリーでは型にはまった理想の家族像を作らないほうが幸せ
- 両親に反対されても、自分たちが幸せになれればそれで良い
- 相手への感謝ができる関係性を築こう
だんよめファミリーもたくさん悩みましたが、いろんなことを乗り越えて、幸せに過ごしています。
血は繋がっていなくても、心は繋がる。そんな家族になれるように応援しています。
それでは素敵なファミリーライフを!
他にもステップファミリーの用語に関してや、もっと具体的な悩みや、うまくいくためのコツなどをまとめているので、ぜひご覧ください。