運動会のシーズン、子供たちはワクワクしていますか?ドキドキしていますか?
「立派になったなぁ」と親は感慨深くなってくるものでしょう。
しかし、ウチの三男のように人見知りで、慣れるまでは借りてきた猫みたいになってしまう子だと運動会は結構鬼門です。
この劇的ビフォー・アフターを御覧ください。
着いた途端泣くの!?
特に人が多いところは大の苦手らしく、もう「帰る!」だの、「抱っこ!」だの大騒ぎ!!
しかし、運動会ではなんとか頑張って欲しい!それが親心であります。
こんな時、親として私がやったことをシェアしておきます。
運動会で子供にかけてはいけない言葉
これが頑張っている(頑張ろうとしている)子には気をつけている言葉。
- 頑張れ!
- 頑張って!
- しっかり!
- 1位を目指そう!
- 適当にやればいいよ
- 偉いね
頑張れ!とか、頑張って!という前向きな応援って実は「今のままじゃ頑張れてないのかな?」と思わせてしまう言葉になるんじゃないかなって思うのです。
また、1位を目指そう!と順位を意識させる言葉や、適当でいいよという成果や、努力を無視するような言葉も言わないですね。
運動会で子供にかけてあげたい言葉
逆に子供たちにかける言葉はこちら。
- 頑張ってる!
- 頑張ったね!
- その調子!
- 全力を出そうね!
- イイネ!
- 感動したよ!
どちらかというと、目標に向かって取り組む姿勢や、過程を褒めるようにしています。一番効くのが「一生懸命に取り組んでいる姿に感動したよ!」って言葉です。
見ててくれたんだなって思ってくれて、勝っても負けても認められたと思える言葉です。
これはペップトークとも言われます。興味があったら調べてみてください。
運動会で実際に声かけするとどうなるのか?
とにかく今の気持ちに共感する
もう入った瞬間から泣き出してしまった三男。
「みんなしっかりやってるよ!」と親としては言いたいところですが、子供としてみれば「そんなこと言われたって!」みたいに思うだろうと思って今の気持ちに共感するようにしました。
「いやー、ドキドキするね」
「人がたくさんいるね」
「緊張しちゃうね〜」
なんて言葉をかけてあげました。まぁ、こんな言葉を言ったから何か変化があったかと言われれば泣いてたワケですが(笑)
ただ、他の子ができているからこの子もできる!なんて言葉はかけないようにしてあげてました。追い打ちをかけて、帰りたい!と思う気持ちにならないようにしてあげてました。
とにかく前に出して出たことを褒める
もう前に出たくない気持ちでいっぱいな三男。
そりゃ、大人だって前に出て発表することを嫌がる人いっぱいいますから、感情に素直な子供だったら出たくないって思うでしょう。
しかし!
ここで逃げてしまっては本当に楽しいことから目を逸らすことになってしまうかもしれません。
そう、本当に楽しいこととは『達成感』のこと。
いっぱい練習したでしょうし、苦労もあったかもしれません。でも、本番が嫌だから逃げてしまったでは、「あの時逃げたな…」って後々後悔してしまう大人になってしまうんじゃないかと思ったワケです。
だからとにかく前に出してみました!
この時ばかりはかける言葉は「頑張ってるね!」しかありません!!
私の前に抱っこをお願いしに出てくる我が子を阻止し、とにかく歩かせる歩かせる!!
ちなみにこんなことやってるのは我が家だけなので私も結構恥ずかしい(笑)他の子はスタスタ歩いててスゲーなって思いました。
とはいえ、さすがにお遊戯どころではないので、途中からは抱っこ。よく頑張りました。抱っこされてから、手をブランブランさせてたら、何となくノッてきたのか、自分からブラブラさせてました。
その後は「よく頑張ったね」と言ってあげたら、ちょっと喜んでました。
ちょっと親のエゴも入ってますが、「やっぱりあの時やって良かったな」って感じてもらえたら嬉しいですね。
頑張ったことをみんなで喜ぶ
次の競技はかけっこ。こればかりは親は一緒に参加できません。なぜかというと、親はゴールでメダルを渡す役目があるからです。
なので、「次はかけっこです〜!準備してください!」と先生がやってきたタイミングで敢えてフラッと姿を消す私。
三男はもちろん、大号泣でしたが、何とかスタートラインまで進む…のですが、やっぱり親を探してます。
途中で旦那ちゃんを見つけて「お母さんいた!」みたいなことを先生に言ってましたが、行かせてもらえるワケもなく……。
すまん、三男よ。ここが頑張りどころだ。
ひどい顔(笑)
もうかけっこではありません。歩いてるし。
途中、ゴールラインの向こうにいる私の顔を見つけて猛ダッシュしてくれました。その後はメダルをかけてあげて、家族みんなでハグ!よく頑張った!
こんな感じで頑張ったなら頑張ったなりに祝福することが大事なんじゃないかな〜って思った運動会なのでした。
運動会のあとは…
頑張った証が気に入ったのかメダルをちゃんと家でもかけて歩いてます。
ドヤ顔です。
健闘を褒め称えながら家に帰るのでした。
ちなみに後から先生から聞きましたが、三男は練習だったら一番早く走るし、ノリノリで練習に参加していたそうです。
これから徐々に本番を楽しめる子に成長してくれるとイイなぁ。
何かと手のかかる三男の子育てに関しては他の記事もありますので、ぜひご覧ください。