どーも、ちょっとブルーなソルティーです。
なぜブルーかというと秋の交通安全週間で一時停止の標識を見逃したらしく、いきなり駆け寄ってきた警察官の方に違反切符を切られてしまいました。
気付かないよ〜(´・ω・`)
今まで乗ってきて無事故無違反を貫いてきた私は非常に悔しい!しかも、違反金は7,000円!一時停止で取り過ぎでしょ!とか思う訳ですが、事故がなかっただけ良かったとするべきなんでしょうね。
ただ、やっぱり悔しい!転んだらタダでは起きません!!交通安全について、違反金の行方について全力で調べてみました。
※警察の方を批難したいという訳ではありません。今後の自分のためにお金の行方を把握するための記事です。予めご了承ください。
■違反しちゃったら免許取り消しなの!?
違反したら免許取り消しになっちゃうのでは!?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。これは初心者かベテランかによって大きく変わります。
・初心者ドライバーの場合
初心者ドライバーは運転免許を取得してから1年という期間です。この期間は若葉マークを付けて運転しなければなりません。
※むしろ付けたほうが周りが優しい
累計3点までは違反金で済みますが、累計4点以上になると初心者運転講習を受けることになります。
この講習を無視すると再試験!再試験に不合格だと運転免許取り消し!注意しましょう。
・ベテランドライバーの場合
2年以上無事故無違反であれば3ヶ月で3点以内の違反はリセットされます。ただ、前歴というものが付き、次回の違反は処分が厳しくなります。
違反点数が一定以上になると免許停止処分になり、一定期間運転することができなくなります。
もちろん違反点数、前歴はずっと付きまとうものではないので、処分を受けてから1年以上無事故無違反であれば点数・前歴もリセットされます(^^)
また、点数が引かれてしまった場合、ゴールド免許の方は次回はブルー免許になります。
■秋の交通安全ってなぜ生まれたのか
本運動は,広く国民に交通安全思想の普及・浸透を図り,交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣付けるとともに,国民自身による道路交通環境の改善に向けた取組を推進することにより,交通事故防止の徹底を図ることを目的とする。
出典:内閣府
まぁ、もっともな話ですね。
秋口における日没時間の急激な早まりとともに,例年,夕暮れ時や夜間には,重大事故につながるおそれのある交通事故が多発し,歩行中・自転車乗用中の死亡事故が増加すること,また,自動車乗車中における後部座席シートベルトの着用率やチャイルドシートの使用率がいまだ低調であること,さらに,重大事故の原因となる飲酒運転による悲惨な交通事故が依然として後を絶たないことなどから,次の3点を全国重点とする。
- 夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止(特に,反射材用品等の着用の推進及び自転車前照灯の点灯の徹底)
- 後部座席を含めた全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底
- 飲酒運転の根絶
これが重視している運動内容。ただ、検挙数見てるとスピード違反とか一時不停止の検挙率ばっかりの気がしなくもないですが(笑)
■違反した時に払ったお金の使い道
違反した時に払ったお金って額がデカイですよね。一体何に使われているのか……気になりますよね。
・違反の種類によってどこに行くかは違う
調べてみるとどうやら違反した時の種類によってお金の行方は変わるようです。本来は違反金ではなく「反則金」というらしいですね。
スピード違反や、一時不停止などの反則金は国庫へ入り、交通安全対策特別交付金として市町村に配られます。放置駐車は各都道府県の一般財源へ入っていくようです。
・交通安全対策特別交付金って何に使えるの?
この交付金は交通安全対策特別交付金に関する政令によって使用する用途が決められています。主には以下のもの。
- 信号機
- 道路標識
- 道路標示
- 歩道
- ガードレール
- 横断歩道
■警察のノルマとは?
交通安全って言ってはいますが、警察官にはノルマがあるとも聞かれます。警察官ではないのでノルマがあるかどうかなどは確かめようがないのですがお金の観点から調べてみようと思います。
・年間800億円の反則金が集まる
反則金は年間で800億円前後集まると言われています。すごい額ですね……。先ほどの交通安全対策特別交付金はほぼ全て反則金で賄われています。
つまり予算組んだら歳入は反則金(と前年の残りが少し)しかあり得ないんですから当然なんですが、予算より反則金が足りないんじゃ困るという訳ですね。きっとそれが「警察のノルマ」になるのでしょう……。
ノルマは確かめようがないのですが、財源に関しては公表しているので嘘付けません。ただ、やっぱりノルマがあるかどうかは別問題なのであまり気にしないほうが良いかも…^^;
・実際に標語とか、カーブミラーとか値段いくらなのか
私、一番気になってました。いくらくらいするんだろうと。
- 止まれの文字→¥60,000前後
- カーブミラー(一個)の設置→¥130,000前後
- カーブミラー(二個)の設置→¥200,000前後
- 道路の舗装(1m²~20m²)→¥50,000前後
- ポストフレックス(一個)→¥20,000前後
- アイリード(1枚)→¥5,000前後
そんな感じで……結構高いんですね^^;
・天下りとか心配ないのか!?
多分、ここを見に来た人はこの天下りってやつが気になるのかなって思います。
先ほどの800億円を全部使い切るということで各市町村に均等に分配すると仮定して計算してみました。
800億円で各市町村に分配
※平成26年度の市町村数です
……各市町村に約4600万か。本当にちゃんと使われてるのかな??
国庫に入る以上、警察は都道府県職員なのでびみょーに収入アップとかあるかもしれませんが、そういう恩恵はないに等しいと……言われています。
一応交通事故件数によって分配の重み付けが変わります。でも、ガードレールとか結構何年も変わってないのあるけどなぁ……。ちょっと心配になってきました。
そういう天下りは無い!と信じていますよ!警察の皆さん!
■まとめ
意外に大きい額が出てきてビックリしました。交通事故を減らすのは間違いなく大事で、私たちドライバーも凶器を扱っているという意識でハンドルを握らなければなりません。
警察の方も人から嫌われる仕事をやってもらっているので私なんかは文句を言える立場ではありません……。頭が下がります。ありがとうございます。
しかしながら、まだまだ道がデコボコしていたりガードレールが壊れていたり、そういう所は多いです。
特に田舎は自転車に優しくない!白線と歩道の隙間なんか走行スペース無いから!!(笑)
ぜひとも改善してもらいたいところです。よろしくお願いします……m(_ _)m
■参考
- 駐禁反対.COM:コラム「交通安全対策特別交付金(特交金)とは」
- 青野建設株式会社:工事の費用
- 内閣府:交通安全白書
- BLOGOS:交通違反の反則金は何処に行く