ソルティーです。
妻と「なんかめっちゃ会う頻度多い人だな」と思って結婚してからなんと3年が経ちました。
やっとというか、あっという間だった感もありますね。
実はウチの妻は離婚歴があります。つまり、バツニ。
しかも子どもは三人いるという事実。
結構この話すると、「バツニ子持ち女性と結婚するなんて勇気あるね〜」と言われたんですが、あんまり僕は気にしませんでした。
女性は「離婚・子持ちの女性なんてもらってくれないよ!」と言う方が多いですが、多分そんなことないと思います。
ということで、その辺りを私の個人的見解を加えながら、バツニ子持ち女性が再婚するにはどうしたら良いのか?を詳しくお伝えします。
バツニ子持ち女性について
まずはバツニ子持ち女性ってどのくらいいるのか?どんな状態になってしまうのか?について知っていきましょう。
離婚率が増加している
離婚する夫婦の割合は、約3組に1組といわれています。
厚生労働省の離婚率統計データは最新が平成20年までしかないようですが、年々増加しているのがわかります。
昭和25年以降の各届出年に同居をやめ届け出た離婚件数(同年別居離婚件数)の離婚件数全体に占める割合の年次推移をみると、25年の61.5%から35年の53.1%までは減少傾向で推移していたが、その後増加傾向に転じ、平成13年に74.9%となった。平成14年以降は再び若干の減少傾向となり、20年には73.0%となっている。(図2、統計表第2表)
出典:厚生労働省 離婚の年次推移
「もう結婚しなくていいや」
「結婚より仕事!」
「結婚じゃなくて同棲でも良くない?」
こんな考えの方も増えていて、年々結婚する人は減り、離婚する人も増加傾向になるのは当然ですね。
バツニの再婚率
では、再婚率としてはどのくらいなのか?
婚姻件数の年次推移をみると、終戦直後の昭和 22、23 年の「第 1 次婚姻ブーム」には 23 年で 95 万組となったが、24 年からは急激に減少し、26 年は 67 万組となった。その後は増加に転じ、昭和 45 年には「第 2 次婚姻ブーム」を迎え、47 年には 110 万組となった。昭和 48 年から 53 年にかけて 再び急激に減少した後は、緩やかな減少傾向となったが、63 年から増加傾向に転じた。平成 6 年以 降は増減を繰り返し、21 年以降はおおむね減少傾向となっている。そのうちの再婚件数をみると、 昭和 54 年以降増加傾向にあったが、近年はほぼ横ばいとなっている。(図1)
出典:厚生労働省 婚姻の年次推移
結婚した方の約4分の1が再婚者であるということがわかりますね。
こちらは平成27年度版と比較的新しいですが、再婚はずっと横ばいです。
バツニ子持ち女性の心理
バツイチ子持ち女性は2パターンに分かれるという感じみたいですね。
「一度は失敗したけど、今度こそいい人と巡り合って再婚したい!」
もしくは
「もう結婚はコリゴリ。一人で育てていく!」
ちなみに僕の妻は後者でした。
まぁ、いろいろな目に会いましたから。
なので、結婚というキーワードすら嫌いでした。
「すごい素敵な人が現れようが結婚しなくても良いんじゃね?」と思ってたようです。
条件を自分で厳しくしていればいるほど、再婚の確率は下がっちゃうので、あまりハードルを高くしないというのは重要だと思います。
ちなみに僕はその結婚が嫌というイメージを覆して結婚をしました。
世間から見たバツニ子持ち女性の印象
バツニ子持ち女性ってどのような世間の見られ方をするか気になりますよね?
実際、僕の親を説得する時も揉めに揉めて大変でした(苦笑)
そんな、世間から見たバツニの印象と共によく言われる言葉を知っていきましょう。
何か大きな問題で離婚してそう
「ねぇ、この人本当に大丈夫?」
これは実際に親から言われた言葉です。いやー、これから結婚するって人にここまで言うんだなって思いました。
でも、僕の世代より前の人の離婚ってイメージは、「何か問題があるから別れた」なんだと思います。
僕のイメージは「綺麗さっぱり環境を変えた」だったので、イメージに大分差がありますね。
確かに結婚相手に何の不満もない人って見たことないです。でも、寂しい老後にしたくないって理由で我慢しながら結婚生活している…なんてことはよく聞く話。
「よほど我慢できないことがあったんでしょう!」というのが僕の親のイメージなんですよね。
まぁ、離婚というのはお互い悪い点があるとは思います。
でも、別れたほうが明らかに良いって時も僕はあると思っていて、逆にお互いを思いやる気持ちさえあればたぶん長続きするし、こじれても元には戻せると思う。
バツニ子持ちなら、子育てが大変そう
「子供の面倒は誰が見るんだ?」
これも親から言われた言葉。
特に僕の場合は3人の子供連れだったので、こればかりは仕方ないかなって感じがします。
子供の世話として僕の親に頼む時もあるだろうし、それが一番嫌!って印象を受けました。
妻には言ってませんが、実は結婚する前に第三者を交えて親とガチで話し合ったことがあって、自分の親をまず説得するというガチ会議をしました。
ただ、そこで納得させるくらいの覚悟が男性になければ再婚は難しいと思います。
ただ、ここらへんは実際、結婚して僕たちが幸せそうにしていると案外受け入れてくれるのでそこまで神経質にならなくて良いかなって気がしています。
逆にあのままシングルマザーをしてたら絶対に子供の世話なんか見る暇なかったと思います。
結婚したら子供は作らなそう
「新しい子供は作るのかい?」
これは親と何人かの知人に言われました。
ここの部分は僕も大事にしていて、自分の血が繋がった子は欲しいと思っていました。
その理由は血が繋がっていない子のためです。
僕は血が繋がった子がいたとしても、えこひいきをする気はありませんでした。
しかし、逆に血が繋がった子がいなかったとしたら親としての本当の愛情の注ぎ方を知らないままになってしまうかもしれないという不安がありました。
血の繋がった子と同じように、血の繋がっていない子にも愛情を注ぎたい!
ここが普通は逆なんでしょうけどね…。
ここは結婚前に再婚相手が子作り、子育てに関してどのように考えているかをよく話し合ったほうが良いと思います。
バツニ子持ちとバツニ子なしの大きな違い
バツニ子持ちとバツニ子なしでは経済的、精神的に大きな違いがあり、同じ結婚するでも大きな壁があります。
その辺りも詳しく知ってみましょう。
経済的負担
子持ちでは働いて得た収入を自分のためだけには使えません。
いきなり経済面の負担が増えてしまうので、かなりこの辺りは悩みました。
何しろ、新しい住居、新しい子供たちの教育費、さらにこれから生まれてくる子供の出産費用、そして膨れ上がる生活費。
これらが一気に津波のように押し寄せてくるからです。
ここが結婚相手の男性が受け入れてくれるかが再婚の最大の課題になると思います。
さらに僕たちの場合は、前の旦那さんとの問題もあって、これ以上こじらせないように養育費をもらわないという選択までしたので、お金はマジで悩みました。(僕の場合、その頃は収入も少なかった)
でも、僕のお世話になっている人から「お金で解決できる問題はまだ大したことない問題だよ。だって集めれば良いんだから。本当の問題はお金では解決できないからね」と言われて、僕はハッとしました。
大変な苦難はあるけど、「この人と一緒に人生を歩きたい!」という意思が固ければお金はなんとかなります。(実際なんとかなったし)
精神的負担
僕の場合は初婚だったので、子供たちとの接し方で精神的な負担も出てきました。
独身は子供との接し方に非常に悩むのです。
まず、子供は大きい子だと小学生を超えていたので、子供に受け入れてもらえてなかったらアウトだったと思います。
さらに子供たちは何が好きで何が嫌いかも最初つかめていないので、一緒に過ごすのもある程度の工夫が必要でした。
なので、僕の場合は「家族を作る!お父さんだぞ!!」みたいな雰囲気はやめました。
「友達を作る!」という感覚で自宅にあったPlayStationなどのゲームを持ってきて、一緒にプレイしたり、共通の話題づくりをして心の壁を壊していきました。
PlayStation2のディスクトレイが壊れて一緒に直したり、そういう課題解決も一緒にやることで仲良くなれたと思います。
これが子供とまったく話もできず、近寄らせてもくれない…という場合、再婚という壁が厚くなると思います。
その場合、子は自分に内在している心の反映であるということなので、子供をなんとかするよりも自分を変えるというほうが良いかもですね。
愛情的負担
子なしの場合、相手と一緒に過ごす時間が多いでしょうが、子持ちの場合は恋愛相手だけに愛情を注ぐことが難しいと思います。
僕たちの場合は、子供たちが3人もいたので、なかなか二人だけでデートというのは難しかったです。
普通だったら、映画館や、カラオケ、ボーリングなど楽しめそうなアクティビティをよく利用すると思いますが、小さい子連れだと途中でグズってしまいかなり難しくなります。
なので、デートの場所は穏やかな公園が多かったです。
もちろん、それでも楽しめると思いますし、僕も楽しかったですが、その辺りを許容してくれる男性でなければ再婚の壁が厚くなるでしょう。
バツニ子持ちだからこそのメリット
じゃあ、バツニ子持ちの再婚は良いことがないのか?というとそうでもないと思っています。というか、僕はメリットもかなりあるなと思っています。
離婚したからこその程よいクールさがある
初めての結婚ってかなりキャピキャピすると思っています。
女性は結婚に憧れがあったりして「この人と一生生きていく!」と思ったり夢を感じたりすると思いますが、私はこんな風にキャピキャピするってのはどうも苦手でした。
キャピキャピっていうのはポジティブの中でも強い感情だったりするので、それが終わって通常に戻った時、通常の状態がかなりネガティブに感じられてしまうのではないかということが怖かったのです。
なので、結婚に関して冷めてはいないけど、盛り上がり過ぎもしないという丁度いいクールさが再婚した方からは感じられます。
よく言うと大人の女性ということです。
結婚するということに少しドライな点もあって、距離感がちょうど良い感じなのです。
男っていうのはとにかく女性のキャピキャピとした雰囲気が苦手なので、そのまま結婚となると「これで本当に良いのかな?」とか感じてしまいがち。
男だってバカじゃないので、「素はこうじゃないんだろう」と疑ってしまいがちなのです。
離婚しているからこその安定感は初婚の女性には中々出せないものだと思ってます。
デレがないかというとそうでもなく、デレがひっそりと2人になった時だけにやってきます。これも中々男の心理をくすぐってきます。
私はそんな女性が好きだったのかなと今では感じてます。
ちなみに恋人だけならキャピキャピが良いです(笑)
最初から子育て上手だから夫が育児に参加しやすい
当たり前ですが。子供を授かっていたりすると、圧倒的に初婚よりも育児経験があって安定感があります。
子育てって、『どのようにしたら良いかが分からない』ということが一番最初の課題になります。
慣れればなんてことなくなってくるんですが、そこまでが遠いんです。
私の場合、この経験豊富な妻がいたおかげで子育てのことで聞けたし、教えてもらえたし、楽にスムーズに一緒に子育てできるようになりました。
慣れるまででイライラしてしまうってのはしょうがないです。人間だもの。
親になることで自分に新しい気付きが増える
「子持ちになる!」というのはデメリットも多いと思うかもしれませんが、この子供がいるってことは家族と一緒にいられる時間が増やせます。
そして、親になるという決意が自分のステージを今まで達成できなかったところに引き上げてくれると実感しています。
恋人同士や、結婚してから子供をつくらないと、どうしても子供をつくった時の自由時間がなくなるんじゃないかという不安があったりします。
ですが、実際には自由時間がなくなるというものではなく、ちゃんと家族と向き合っていれば
家族の時間が増えて幸せを感じる時間が増えていきます。
さらに、2人だと間が持たない、お互いにイライラするということがなくなって、自然と子供が夫婦2人の仲を取り持ってくれます。
結局、それが子供のためでもあるし、私たち夫婦2人のためにもなるんです。
もちろんタイムマネジメントは非常に難しくなるのですが、子供がいることでこの課題に早期に向き合うことができて、私は良かったと感じられるようになりました。
このまま子供たちが成長したら50歳頃には子供たちが成長しきってしまうので、そこからは自分の自由な時間が増えていきますし、人生設計は却ってラクになるかもしれないと感じてます。
バツニ子持ち女性が再婚を目指すなら
バツニ子持ちの女性が再婚を目指すなら婚活も視野に入れてみると良いと思います。
婚活用のマッチングアプリを活用する
再婚を視野に入れるなら一番手っ取り早いのが婚活アプリかなって思います。
やはり出会える率が圧倒的に高いと思っていますし、僕の周りでも使っている人は結構多いです。
僕のクライアントさんでも結婚相談所の人が何人かいますが、やはりアプリや、マッチングサイトを活用する方は多いとのこと。
なぜかというと、間に立つ業者がしっかりと審査をしたり、どの人とどの人が合うかなどデータを元にマッチングするから成功しやすいのです。
なので、登録は厳しくなりましたが、出会えないということがないのが特徴ですね。
マッチングアプリって昔は出会い系ってイメージがあったんですが、いつの間にか払拭されて健全なイメージなんですね。
ボランティアに参加する
僕が妻と急に仲良くなったのはこちらの方法でした。
今は地方でも町中でさまざまなプロジェクトや、ボランティアが盛んに行われています。
出会いがない…という方はこのようなたくさんの人たちが参加する場所に出かけることで、良い出会いが見つかるでしょう。
さらに何回も顔合わせするような大きいプロジェクトに関わると、急速に親密な関係になれたり、お互いの考えを理解できる機会がたくさんあります。
出会い目的では本来から目的から外れてしまうのですが、出会いはいろんな場所に出かけることで意図的に呼び込むことができるでしょう。
バツニ子持ち女性だからこそラクな面もたくさんある
意外と離婚した女性、子持ちの女性ってラクな付き合い方ができます。
失敗しないという人間はいないので、離婚してしまったとしても次の結婚にしっかり向き合って、結婚しようという意志があれば再婚できるのかなと思ったり。
私の持論ですけど、子供がいるからこそ女性は強いし、離婚しているからこそ美しいと思います!
ただ、男がどうやってもできないことは子供を産むことです。
それは女性にお願いするしかありません。
しかし、男の場合は子孫を残そうという本能が思ったり強いので、子持ちの女性の場合「俺の子供、本当に産んでくれるかな?」と思いがち。
「この日までには産みたいね」って言ってくれると男も安心するかなって思います。
※ただ、これは付き合って数ヶ月とかあまりにも早いと「ヤバイ」と思って距離取られますので、タイミングにもよりますけど(笑)タイミングは結局相手次第です。
新しい幸せの形を掴むためにしっかり話し合って、夫婦で納得しながら進んでいきましょう。
それが結局、未来の幸せにつながります。