どうも、ソルティーです。
僕の子供がついにKIDS Youtuberとしてデビューしました。
最初は「お金が欲しい」とか、「ちょっと動画をやりたいとか」
そういう思いから発展したものなんですけど、「それは意外と簡単に叶うぞ」って言ったら、あっちもその気になってきまして…。
じゃあ、せっかくだからそれを学びとして一緒にやってあげてもいいかなと思ってKIDSYoutberへの道を踏み出させてあげました。
今回は子どもがKIDS Youtuberをやりたい!って言い出したら確認したいことについてお話しようと思います。
KIDS Youtuberになりたい子どもにまず最初に確認したほうが良いもの
難しいかもしれないけど、それでもやるか?って聞いてみる
まず、KIDS Youtuberについて大事にしなくちゃいけないなって思うことは、KIDS Youtuberっていうのは最初に「稼げないよ」っていうことを、ちゃんと最初に伝えておく必要があるなと思います。
例えばKIDS Youtuberとしてあげられる一番の課題は、親のアカウントを使うってことです。13歳以下の人はGoogleの自分のアカウントを作れないんですね。
だから、そもそもアップロードすることができないんです。
そして、実際にはチャンネル登録者数も1000人いないと収益化ができないようになってます。
最初のうちは必ず「お金が稼ぎたい」とか「すぐ有名になる」とか「チャンネル登録がばんばん増える」、「コメントがたくさん」とかすぐに夢を見ます。
現実はそんな簡単じゃなくて、全然見られないし、チャンネル登録も増えないし、お金も入ってきません。
まず、「それでもやってみたいか?」っていうことを子どもに確認してみます。
「それでもやる」と言ったら止めずにやらせてあげるのがいい。
最初に「そういう感じになるかもしれないけど大丈夫か?」って一回確認をしてみることがとても大切なのです。
最初の設定を子どもと一緒に作り込む
そして、KIDS YouTuberになるにあたって大事なことは
- 顔出しする?
- 声出す?(ゆっくり実況という手もあります)
- チャンネル名どうする?
- 何をメインに配信する?(大体ゲーム配信)
- 題材(やるゲーム)は何にする?
- 最初はどんな投稿をしようか?
そういうYoutubeの番組を持つ時に必要な設定を最初に子どもと一緒に考えました。
本人は「ただやりたい」って考えてるので、そこまで深く考えてないんですね。
お客さんが見て楽しむエンターテインメントなので、大事なのはあくまでも価値。
そのチャンネルとしての価値を事前に引き出しておいて、どんなYouTubeチャンネルを作るのかを子どもと考えてあげると良いなと思います。
好きなYoutubeチャンネルと嫌いとか、嫌なYoutubeチャンネルを聞いて、なんで好きか?なんで嫌いか?を聞くのは結構子どもの考えを引き出しやすいのでオススメです。
否定しないでどうしたらできるか子どもと一緒に考える
そして、一番大事なことは子供が「YouTuberやりたい」って言ったらまず否定しないってことです。
最初、親としては「おいおい」って言いたくなるんですが、「いいんじゃないか?じゃあ どうやってやろうか?」って聞いてみましょう。
一回でもやってくれて「あーこんな世界があるんだ」っていう風に知ってもらえるだけでも、僕としては十分勉強になってると思う。
そもそも他の子が体験できないことを自ら進んでやって行こうっていう瞬間って、なかなかないんです。
そんなやる気を出してくれただけでもありがたいし、「間違っててもいいよ」っていう風に教えてあげたいなと思いました。
実際にやらせてみて違ったらやめてもいいし、面白かったら続けてもいい。
それは君の自由だよというムードを作る。
「本当に「お金欲しい」とか「有名になりたい」とか思っているんであれば一生懸命どうやったらなれるかっていうことを考えてみてね。で、最初はうまくいかないと思うから一緒に手伝うね」って気持ちを伝える。
お父さんや、お母さんはやってあげるんじゃなくて、引き出してあげる。
KIDS Youtuberを目指す子どもに対する親の声掛け
いいねいいね!と質問を行う
僕の家庭の話ですが、子供の反応としては最初、すごくノリノリでした。
- 今日はこれで次はこんなゲームをやる!
- コメントがたくさん入ってきたらこんなコメントする!
- 最初は顔出しをしないで、ずっと貯めておいて…ある時期に来たらついに顔出ししますとかやる!
- コメントからやってほしいことを募集してコメントの回答になるようにゲームを録画する!
- YouTube LIVEやってみたい!
とか何かいっぱい出るんですね。
親は「いいねいいね!」「それってどんな感じなの?」っていう風に聞いていく。
ただ、これだけで結構本人がやる気を出して言ってくれるので最初は出鼻をくじかないっていうことはすごく大事かなと思いました。
どうしたらできるかな?と子どもと一緒に悩んで聞いて提案する
「こんなのできるわけないだろう」とか「うちには機材がないだろう」とか「難しいぞ。お前には無理!」とか、親としてはそういうこと言いたくなると思います。
それも、必要なものなので本人がやりたいならやりたいなりに何か努力をさせるって事も大事かなって思います。
自分の財布と相談させた
例えば、お金かかることがあるんです。その場合は自分の財布と相談させます。
自分の懐を痛めさせるってのも大事で、何でも買い揃えてあげちゃうと達成感が得られないんですね。
だから自分の財布と相談させます。お年玉が溜まってるんであればお年玉を使ってやるのもアリです。
「やるためにはこんな苦労しなくちゃいけないのか」っていうことも結構大事な学びどころだと思うんですね。
つまりは、それでもやりたいのかどうか?っていうのを認識させる。
子どもも馬鹿じゃないので、他のYoutuberさんの動画を見て、そのくらいは分かってるのです。
買うのも良し、それ以外も良し。
親としては「あー、お金こんなにかかるのか…」って認識させてあげられればOKなのです。
無料でできる方法はないかを『一緒に探す』
お金がかかってできないだと、子どもは辞めちゃいます。なので、今からできることを一緒に探すのが大切です。
出来る限り親は無料でできる方法を『考えて』あげる。
やってあげちゃうと依存していっちゃうので、やるんではなくて「こんな方法はどうだろう?」って提案するんですね。
例えばiPhoneで撮っちゃうとか。
良いゲーム配信はキャプチャーボードっていうのは必要なんですけど、そのキャプチャーボードがないと綺麗に写らないんですね。
ゲームキャプチャーってのは例えばこんなのです。めっちゃ高…。
もし「ないよ」と「高いよ」という風になるんであれば、スマホのゲームからやる。
これだったらアプリなどを使ってできます。それでまずやってみようかとか、これだったら ケーブルとパソコンを繋ぐだけで録画できたりするってどんな方法が良いか一緒に悩むことが大切ですね。
こうすると、子どもがあくまでも主体なので、自分で「これも良いかも」とか「あー、それは嫌」とか考えて、工夫しながら進みます。
子供と一緒に悩みながら進んでいく。分からないなら分からないなりに子供と一緒に悩むっていうこと瞬間がとっても勉強になります。
そういう苦難を乗り越えて初めて配信に至った時に「うわー!やっとできたね!」みたいなことになっていくのかなと思います。
親が喋って良ければ配信中も声をかけ、オーディエンスとして参加する
配信が始まったら親も質問したりとか、分からないところを聞いて、オーディエンスになりきることが大切です。
配信すると子供がノリノリでやってくれます。でも、一人でやらせると何しゃべっていいか分からなくて途中で固まっちゃうんですね。
「こんなふうに喋ろうね」とか「この時が来たらこういう風にしようね」っていうのはあらかじめカンペを用意しとくのは当たり前。それでも喋れなくなります。
そういう、どうしても難しいという場合には親がサポートに入る。ファシリテートっていう技術なんですが、喋る内容を引き出してあげるんですね。
「この時はどう思ったの?」とか「これってのなんなの」とかって質問すると今までやっていたゲームであれば結構ノリノリで答えてくれます。
これはね、「ソロって言うんだよ」とか「これはダブルスって言うんだよ」とか、武器の説明、操作の説明を一生懸命します。
もちろん、ちんぷんかんぷん、あべこべなんですけど、喋ってるってことがYoutubeには大切。喋れる状態なのに無音であるって空気感が一番、聞いてる側もきついんですね。
だから、何言ってるか分からないんですが「あー、そうなんだ ふんふん」って聞いてあげて、またわかんなくなったら「わかんないよ〜」「これは何なの」 っていう親が聞いちゃう。
そうするとどんどんどんどん、図に乗ってお話ししてくれますので、できれば親も参画したほうが良いかなと思います。
編集作業は本人がやりたくなければやらなくて良い
Youtubeのポイントは編集作業。でも、これほんとに面倒くさくて時間かかって、しかも難しいんですよ。
動画編集は無理にやらせる必要がないし、親もやる必要は最初はないと思います。
もっと大事なのはどんどん撮って、どんどんあげようっていうことですね。
他のYoutuberさんの動画も見ているので、「そうしないと見られないよね?」っていうのはもちろんあります。でも、いきなり見られる動画ってあんまりないんです。だから、徐々にカッコよくする。
そうしないと時間ばかりかかっちゃって、最終的に親がやることになるんです。
それでは学びとして非常に効率が悪いです。逆に本人がやりたいなればやらせてあげていいと思います。
「なんか面白くない」とか「見た目が悪い」とか必ずあるんですけど、「今のままでもいいんじゃん」っていう風にする。
それを最初から気にしてたらアップロードできなくなるよって認識させてあげるんです。
「少しずつ少しずつ他のYouTuberさんのような動画を作れるようになっていこうね」って言って、誘導してあげる。
余裕があるなら、編集作業は今はココナラとかで依頼できたりするので頼むのもアリですよね。
あがった動画は子どもと一緒に見て感想を言い合う
で、ここがちょっと大事なポイントです。
実際に上がった動画を一緒に見て感想を言い合います。実際に見て、そしたら「えー、つまんねえ」とか「なんかここがデキ悪いね」、「声、恥ずかしい」っていう風になってきます。
そうしたらうまく行ったと思ってください。
「それなんで悪いと思ったの?どう改善したら良くなるかな?」っていう風に言っていくとそれだけで勉強になるんですね。
で、そこで「こんなもんか、じゃあいいや」みたいな感じでかなりふてくされるというかげんなりすると思います。
でも、そのげんなりした状態の時こそ、諦めずに声をかけてみます。
「でも、ここが良くできてるよね」「ここはとっても良かったよ」という褒めるポイントを親は探します。
そして、それでも諦めるようであれば「それでいいのか?」って確認します。
有名になりたいとかお金が欲しいとかその目的は諦めて達成するのか?って聞くと、「でもやっぱそれはやりたいんだよね」って言ったら、「じゃあ、頑張ってみよう。付き合うよ。一緒に考えよう」っていう風に言う。
でも、それを聞いても「もう面倒くせーわ」っていう風に言うんだったら、もうそれはそれで一回でもやってくれたことに感謝をして終わりにする。
そのくらいドライな対応で良いです。だってやりたいのは子どもだからです。
KIDS Youtuberも子どもの夢を叶える一つの手段でしかない
諦めちゃうこともあるかもしれないんですが、大事なのは何が何でもYoutuberを続けさせなければならないというワケではないということ。
親としては一回やったんだから、継続してほしいって思うかもしれませんが、大事なのは本人の気持ちです。
「やりたくなったらやっていいよ」って思うことが本当に大事です。
もし、そこまでの環境がもし整ってる!いい環境が整っている!
そんな場合は親自身がやるのも検討して良いです。
それを見ていると「おもしろそ〜」って言ってまた入ってくる可能性があるので、親としては背中を見せつけていくといいかもしれないと思っています。
本当に子供はすぐやりたがり、すぐ飽きる。
でも、これの繰り返しでいいと思っています。
そういう風にたくさんのものをつまみ食いして、自分にあったものを一つひとつ噛み砕いていって、最終的に「これおいしいなぁ」って言って、何度も何度も食うものにいつか出会える。
それで思うんですよ。
そのためにつまみ食いさせてあげないと駄目なんですね。
いろんな体験をさせてあげて「合うな」と思ったものをじっくりじっくりさせてあげる。
これが本当に子育てでは大事なことかなって思います。
ということで 今回は子どもがKIDS YouTuberになったという経験談をお話ししました。
参考になったら幸いです!
そして、出来上がった動画はこちら。デキはあまり良くないですが、「あぁ、こんな感じになるのか〜」ってなるはず。ぜひ見てみてください。