- 10人家族って家計はどうなってるの?
- 大家族って生活費をどうやって節約してるの?
- 節約してるのに幸せに過ごせるの?
このページを見に来た方は少なからず、『大家族』というワードに惹かれてやってきたのではないでしょうか?
- 大家族ってどのくらい生活費かかるの?
- 他の家庭の節約術が見てみたい
と興味津々かもしれませんね。
今回、だんよめファミリーの生活・家計を公開することにしたのは「え、人数多いのにそんな金額でどうやってやりくりしているの?」って言われたことがキッカケ。
もしかしたら、他の家庭でも役立つ情報も結構あるんじゃないかなって思ったので、公開していくことにしました。
ということで、私達だんよめファミリーが一体どうやって生活費を抑えているか?それで本当に幸せなのか?などを今回の記事ではお伝えしていきます!
大家族と言われる我が家の家族構成
我が家は一般的には大家族と言われる家庭です。
家族だけでも7名。これだけでも多いのに、そこにシェアハウスとして自宅を開放しているので3名が加わり、10名の大家族となっています。
こんな家庭はあんまり見ないと思いますが、家にはたくさんの人がいます。
だんよめの家族構成について
ちなみに家族の構成ってどんな風になってるの?と、気になる方もいるかもしれないので公開しておきます。
- 嫁くん(30代後半)
- 旦那ちゃん(嫁くんより2歳半年上)
- 長男(中3)
- 次男(中2)
- 三男(小3)
- 長女(年長)
- 次女(新生児)
2023年時点ではこんな感じです。
- もっと詳しく知りたい場合(クリックして詳細を表示する)
シェアメイトの構成について
自分たちの家族…さらにシェアハウスの住人が入ってきます。
- 23歳の男性
- 45歳の男性
- 58歳の男性
基本的にシェアメイトさんたちは流動的で半年から1年程度で巣立っていく人が多いです。年代は結構バラバラで、今は男性が多いですが、カップルで入ってくるケースもあります。
シェアハウスと言いつつ、本当に家族みたいに過ごしていて、食事も人数分作ったり、洗濯もこなしたりしています。
自分たちが大変な時は子守をしてもらったり、持ちつ持たれつやっております。
大家族の生活費について
一般的な家庭の生活費
さて、家族構成が分かったところで、他の家庭の平均生活費はどうなっているのかを調べてみました。
一般の家庭は子供が3人でも最低30万。ある程度恥ずかしくない暮らしをするには35万は必要という調査研究データがあります。
主観的最低生活費の試算に関する調査研究事業について-第5回生活保護基準の新たな検証手法の開発等に関する検討会 単位は千円です。
中々10人家族というのは世の中にいないもので、こちらのデータがなかなか見つけられなかったのですが、10人家族では40万円くらいになるんじゃないかなと思います。
父親の伊藤竜太さんと母親の愛さん、8人の子どもたちの計10人の大家族だ。
【大家族の場合】4万円減税10人家族は40万円 父「飛行機乗るか」母「生活費に」…子どもたちの希望は? – FNNプライムオンライン 大家族は40万円。これでも安いほうかと思います。
まぁ、普通に考えたらそのくらいになりますね。特に僕らの場合、大人が3人で子供のように食事が少ないってわけでもないんで油断すると増えがち。
だんよめファミリーの生活費
では、我がだんよめファミリーは一体どのくらいなのか?最新の家計簿から引っ張ってきます。
まずは毎月かかる支出はこんな感じ。
項目 | 内容 | 金額 |
---|---|---|
食費 | 主食、副食、調味料、外食 | 64755円 |
光熱費 | 電気、ガス、灯油 | 5264円 |
住居家具費 | 家賃、水道、消耗品、ペット、太陽光 | 63607円 |
衣服費 | 服、靴、寝具、クリーニング | 1532円 |
教育費 | 授業料、保育料、習い事 | 32535円 |
交際費 | 贈り物、慶弔 | 1186円 |
教養費 | 新聞、書籍、親の習い事 | 0円 |
娯楽費 | 旅行、遊び | 1568円 |
保健衛生費 | 化粧品・美容室、医療費、薬 | 15042円 |
特別費 | 家庭事務 | 658円 |
自動車費 | 車両、ガソリン、メンテナンス | 9000円 |
合計 | 全部の合計 | 219525円 |
前後はありますが、平均で20〜22万前後になります。
さらにここに個人単位で払っている年金や、保険など保険が入ってきます。年単位で払うものは月単位にして計算。
項目 | 内容 | 金額 |
---|---|---|
健康保険 | 国民健康保険、社会保険 | 15940円 |
年金 | 国民年金、厚生年金 | 35000円 |
市民税 | 市民税 | 3333円 |
保険 | 医療保険、生命保険、がん保険 | 1480円 |
合計 | 全部の合計 | 55753円 |
これらも含めると家族が生活するだけで27万前後になっています。
その他、プライベートな支払や、仕事で必要な経費、貯金、投資はありますが、生活に必須ではないため外しています。
大家族の生活費を抑えるポイント
皆さんお待ちかね!ここからは僕たち、だんよめファミリーが一体どのように生活費を抑えているか?を伝えていきます。
大家族の生活費を抑えるためには、以下のポイントに注意することが重要です。
共同生活費を作る
僕たちは全く同じ額の生活費を夫婦で出し合い、共同財布に入れています。
大黒柱はどっち?と言われると、どちらも大黒柱だと言っています。それぞれが大黒柱として稼いできた経験もし、専業主婦(主夫)も経験しています。
そんな破天荒な体験を経て、どちらも稼ぎ、どちらも家事・育児をするというスタイルが取れるようになりました。
家族の経済的な負担を均等に分担することで、生活費の管理が楽になりますし、ストレスが激減しますね。
ちなみに個人単位の支払いはここでは払ってないよ。それはそれぞれで支払う形。
食費を抑える
食費は工夫次第で一番抑えられます。
さきほどの表を見てもらって分かると思いますが、食費は大家族の生活費の中でも大きな割合を占めています。僕たちが食費を抑えるため行っているのは簡単に言うと以下のような方法があります。
- 肉類、野菜、米など種類ごとに安いお店で分散して買う
- 冷凍庫を用意し、ブロック肉などを買って冷凍しておく
- 冷蔵庫がほとんど空になってから買い物に行く
特に八百屋など専門店は激安!おまけもしてくれるので、スーパーで買うより半分の値段で買えた気分になれます。
ちなみに多くの人がやりがちな特売品や、セール品に飛びつくことはしません。それだけを買いに求めてしまうと、時間と交通費がかかってしまい、「せっかくだから買っておくか…」が多くなってしまうのです。
行った時にたまたま安かった!くらいで、行く・行かないのコントロールをお店に委ねないようにしてます。
ブロック肉とか、大量買いってセールの対象にもなりにくいので僕たちにはほとんど関係ないイベントですね(笑)。広告は自宅で見ず、お店に入ってから見るくらいです。
車は一台にする
車は一台で交代で使っています。いつかはクラウン、田舎は一人一台…なーんて、世知辛い世の中にやってられません。というのも、車は便利ですが、維持費がデカすぎるからです。
だけど、子供が熱出したーー!って万が一の時にも慌てたくない。家族全員で移動するのに車がないじゃ困る。そんなわけで妥協してミニバンタイプの車両一台に。
ただ、どうしてもスケジュールが被っちゃう時があるので、どうしてもダメな時は僕がロードバイク(自転車)で出動します。
ロードバイクは自転車ですけど、時速25〜35kmくらい出てくれます。スクーターと同じくらいなので、10〜20kmくらいの近場であれば、ほとんど問題ありません。(疲れるけど…笑)
月イチで家計簿と支出管理を見直す会議を行う
月に一度、家計戦略会議をやってます。
なんか戦略っていうと硬いんですが、家庭って夫婦2人で共同の会社を立ち上げるようなもんなんですよね。一回も将来について話し合わなかったり、現状について共有しなかったりっていうのは会社だったらあり得んだろうと。
家計簿はどこでも付けてると思いますが、それを夫婦で共有して、これからどうするかを見直すのが一番大切。付けてるだけだと意識を共有できないんですよね。
この会議があることで「もっと稼がないとな」、「ここは抑えないとね」と夫婦で感じられるので、全体的に抑える効果は高いと思っています。
財布の紐を握っている人はなかなか見せてくれないと思うけど、それはそれで経済的DVに繋がる案件なので注意!
子供たちのおこづかいは基本出さずホームバイトをする
子供たちにはお小遣いを与えていません。というのも、何もせずにお金を与えるということが教育上良くないんじゃないかと思っているからです。
どうするのか?というとホームバイトという方法にしています。家庭にはやって欲しいことが山程あるので、それを子供にも手伝わせるという形ですね。
- 風呂掃除
- 洗濯物を畳む
- トイレ掃除
- 赤ちゃんのお世話
僕たち稼ぎ柱は十分単位でも貴重ですが、家事は毎日発生し、それなりに時間を使ってしまいます。ですが、これらはちゃんと教えたら子供でもできるので、子供にやってもらうのです。
おかげで毎日1時間くらいは空きます。
手伝ってもらう時、ポリシーとして大切にしているのは、お金がもらえるから動くではなく、誰かが困っているから動くという意識を最初に共有すること!それが教育だと思うなぁ。
友人を多く作る
友人を多く作るのもある意味ポイントかなと思います。というのも、友人からおさがりやら、不要になったものをいただけるからです。
さすがに子供5人となると、一人ひとり衣類を揃えていたら馬鹿になりません。兄弟でおさがり…というのはやっている家庭ばかりだと思いますが、そうするとバリエーションがないんですよね。
そうした時に同じ年頃を持つ友人なら「これ◯◯ちゃんがもう着れなくて〜、良かったら使う?」とか結構言われます。
ちょっと自分たちより年上の人だったら「もう似合わなくなって」「着れなくなって」という理由で僕たち自身にもおさがりが来ます。
実は僕たち夫婦も子供も誰かのおさがりばっかり…(笑)。
わたしゃ、もらいすぎて年単位で服買ってないと思う。
服だけじゃなくて、家電なんかもおさがりをいただけることが多いので、これは家計の役に立っているなと思って紹介です。
もちろん、それを目当てで友人を作っているわけではありませんが、人との繋がりは令和になった今でも有効ですよ。
とりあえず中古を買う
1万以上で買うものはほとんど中古品です。中古品ってすぐ壊れるイメージを持つ人が多いみたいですが、ショップのほうでちゃんと整備してから売っているので、大切に使えば全然壊れない!
特に家電は中古になることで、めっちゃくちゃ安く購入できたりします。狙い目はAmazonや、Yahoo!ショッピング、メルカリ、そしてジモティーの中古品。楽天は中古品があんまり安くないので、日用品・新品を買ってポイ活するのに向いてます。
特にジモティーは不用品として出されているので、無料で手に入ることが多かったです。現在は少し雰囲気が違っていますが、それでもタイミングが合えば格安で手に入ります。
そして、自分たちも不要になったら売ったり譲ったりします。
うちは日用品以外、ほとんどおさがりか中古品かも…。車も中古だし…。
パソコン、電子レンジ、ランドセル、モニターとかもだね。そう思うと、大きい買い物で自分たちで揃えたのって数えられるくらいかも。
お金のかからないレジャーに行く
最後にあまりお金のかからないレジャーに行くことです。
まぁ、お金をかけないことが第一ってわけじゃないんですけど、子供たちって一緒にでかけて、一緒に遊べたら満足なんですよね。別にジェットコースターや、ゴーカートなどアトラクションが目当てってことはほとんどありません。
アトラクションもできたらそりゃあ良い思い出になるかもしれないけど、それよりはあまりお金のかからない公園や、海・山・川などの自然をいろいろ回ったりして、思い出を重ねるほうを重視しています。
公園だったら無料〜300円程度、高くても1000円くらいの入園料だけで歩いたり、遊んだりできる場所が多いので、オススメです。
特に自然で遊ぶってことは家遊びではほとんどしなくなっちゃったよね。だからこそ、そういうところに価値があるんじゃないかと思う。
町だと子供だけでの外遊びは禁止されてたりするからね。
大家族の節約は現状を共有するところから
それではまとめです。
まぁ、いろいろ支出を抑える方法は実践しているんですが、その中でも大きいものを紹介しました。でも、一番重要なのは家庭の現状を夫婦で認識し合うところからじゃないかなと思います。
そうしないとお互いが家計に対して意識向きませんし、「俺が払ってやってるんだ」、「あなたがもっと稼がないから」みたいな不毛な争いに発展しがちかなと。
家庭は2人の共同経営です。どっちが…ではなく、どちらにも責任があるので、減らすよりもまずは現状をお互いに話し合うということを意識しましょう!
それでは素敵なファミリー・ライフを!
他にも家計の節約術に関してまとめているので、ぜひご覧ください。