子供の家庭訪問ってありますよね。
こういう時、ほとんどの場合はママが担当することが多いです。そんな中、パパでもできることはないか?と考えたりしました。
家庭訪問はお互いが緊張するもの。
僕達にとっても時間を割かなければいけないため負担が大きく、逆に家に来てくれる先生たちにとっても行かなければいけないというプレッシャーがあるようなのです。
僕らはかなり緩くやりましたけど、それでも少し部屋の掃除しようかくらいは気を遣いました。
ちなみにソルティー家では、2019年、2018年と僕(パパ)が家庭訪問を対応。
僕の家庭では長男と次男が小学校に行っているので、合計4人の先生が来てくれましたが、対応が違う先生もいました。
その傾向から見えた家庭訪問の目的について今回は話そうかなと思います。
そもそも家庭訪問はどういう目的で実施するのか?
そもそも家を直接見にくる…というのは何か絶対に目的があるのです。
一番は子供の理解を深めるため
簡単に言うと子供の理解を深めるためです。
家庭訪問との目的は、子どもの理解を深めるためです。家庭訪問をすることで、家の雰囲気、家族の雰囲気、家族の考え方など、子どもの環境、バックにあるものが見えます。家庭を知ることで、子どもの理解を深めるために非常に役立ちました。また、保護者の方と個別にお話しすることで、家庭での教育方針、家庭で抱えている子育ての悩みなど知ることができます。保護者が何を望んでいるか、子どもにどのように育ってほしいかなど、把握することも大切な家庭訪問の目的です。
出典:家庭訪問の目的とは?元小学校の先生が、家庭訪問の疑問にお答えします! – Conobie
親が家庭訪問の目的を理解せず、ただ質問攻めにするだけでは本来の目的が果たせなくなってしまうんですね。
僕の家は緩いので何も質問しないという(笑)
先生たちは子供たちの理解を深めて、この1年間を大切にしたいと思って来ている。
そのためにはどのように教育を通して関われるかを真剣に考えているんですよね。
そういう点では親としては忙しくてもできる限り協力し、情報を渡してあげるほうが良いな思います。
子供たちが家庭内で虐待されていないかもチェックしている
僕の知り合いの小学校の先生に家庭訪問の目的を聞いたところ、
「家庭内で子供に危険なことがないかもチェックしています」とのこと。
そういう風になってしまった背景にはやっぱり家庭内の虐待が増えたからかなって思います。
出典:児童相談所の概要 – 総務省
片親になってしまうケースも増えているので、二人でやっていても子育てって孤独を感じやすく、虐待につながってしまうのだとか。
うちの旦那ちゃんも僕と結婚しなかったら一人で子供育ててたし、根が深いかも…。
家庭訪問に来る先生が必ずする質問
子供の理解と子供の安全性のために先生たちが家庭訪問しているってのは分かりました。
では、質問まったくしなかったソルティー家が実際にどんなことを聞かれたのかというと、以下の3つです。
お子さんに変わった様子はありませんか?
新しい学年になって子供たちってのは様々な変化があります。
今年も長男は「お腹いたい…」が始まりました。
長男ってのはどうも気を遣うのか自分でも気づいていないストレスを抱え込むみたいなんですね。
自分では違うって言ってましたけど、病気とかではなく5月病のように病気とかではなく、なんだか憂鬱になってしまうんですよね。
その担任として憂鬱なことを少しでも軽減してあげたいと思って出る質問なのだと思います。
ちなみに僕の返答は「特にないっす」の一言だけで済ませるという(笑)
お子さんのお家の様子はどうですか?
これは家での過ごし方ですね。ここで変に嘘ついて「めっちゃ頑張って勉強しています!!」なんて言うと怪しまれそう(笑)
学校の先生は家での様子は分かりませんし、状況が掴めません。
つまり家庭訪問が唯一、家に入れる時なのです。
先生としては家で勉強をする時間を作っているか?を気にしている方が多いみたいです。
成績にも直結しますし、どの先生も聞いてましたね。
いつもどのように過ごしているかは嘘つかず、普段通りの生活をありのまま答えましょう。
そのほうが先生側から「こうして欲しい」とか、「このようにすると良いですよ」などのアドバイスも出てきます。
それでも、二人ともゲームで遊んでばっかりです!と元気よく教えたのはウチだけか…w
お子さんのことで何か伝えておいたほうが良いと思うことはありますか?
何か伝えておいたほうが良いと思うことがあるか?というのは、発達障害や、アレルギーなどの話でしょう。
教師として「家庭訪問で子供の理解を深めたい」と思っているので、特に先生たちが気にしているところだと思います。
ソルティー家では一回転居していることもあり、家から学校まで片道40分とかなり遠くなっています。
「通うのに大変と言っていませんか?」なども聞かれましたね。
この辺りは安全面を考慮してかと思いますが、親も先生の目もない時ですから、先生としては気になるんでしょう。
ちなみに新卒の先生は子供が授業、友達との会話など学校でどのように過ごしているかを一生懸命伝えてくれました。
子供たちは学校について話すことはあります。でも、ほとんど断片的で詳しくは教えてくれないんですよね。
普段、子供たちが家では見せてくれない面を知っておくのはとても大事だなと思います。
逆にベテランの先生たちは必要ないことはあまり話さず。
できれば手短に済ませたいというのがねらいではないでしょうか。
この点では新卒の先生たちのほうが子供たちだけでなく、親も気遣っているなぁと感じました。(もちろんこのように対応するのは大変だとは思うけど)
次男はちょっと発達障害気味なので、物忘れが激しいとか、図形は強いけど、読解能力が低いなどの点を話しました。
家庭訪問では先生によって家の入り方が違う
家庭訪問に来る先生たちは家の中に入るもんだと思っていたのですが、人によって対応の仕方が違うようです。
中に入ってしっかり話をする先生が多い
基本的にはこのように中に入って対応します。4人中、3人の先生がこのタイプ。
そのほうがしっかり聞けますし、丁寧だと思ってもらいやすいですしね。
ただ、お茶菓子や、時間のことなども考えると中まで入ってしまうと帰りづらくなってしまうのも事実かなと。
僕らとしても、おもてなしをするムードですし、しっかり話したいと思っているんですよね〜。
先生たちの時間は1軒につき、10分間と言われています。
あんまり長く話さないように工夫してあげたいですね。
玄関先で家に入らない先生もいる
「玄関先で失礼します」と相手の先生から言われた時はビックリしました。
家庭訪問は家の中で済ませるもんだと思っていたからです。
家の中はプライベートな空間ですし、家の中を見られるのがイヤな方も多いんでしょうね。
この方が手短に済むし、お互い気を遣わなくていいので、先生としても楽なのかも。
先生がやるくらいなので、サクッと済ませたいなら連絡帳に
「玄関先でお願いします」と書いてもいいと思います。
家庭訪問はなくなる可能性がある
知り合いの小学校の先生に聞いたのですが、今後、家庭訪問がなくなる可能性があるみたいです。
先生たちの負担が大きい
家庭訪問は先生たちの負担も大きいです。
家庭訪問っていうのはビジネスの話で言えば
顧客リストの営業先を一軒一軒、営業回りするようなもの!!
嫌な対応をする人ばかりではないものの、やっぱり初めての家庭が多いので、精神的なストレスも肉体的なストレスも多いみたいですね。
クレームもあるっていうし、一軒一軒こんなん聞いてたら自分だったら気が滅入ってしまうかも。
意外と悩むのはトイレみたいです。
毎回お茶飲ませられたらそりゃそうなりますよね…。
そういう事情を察して、話し合う前に「トイレは大丈夫ですか?」など気遣いを見せても良いかもですね。
親の負担も大きい
親の負担もそこそこあります。
家庭訪問のスケジュールって意外と直前に分かったりするものなので、勤務先に急にお休みの電話を入れなければならなかったり、バタバタします。
お茶の準備をする家庭もあると思うので、買い物の手間などを考えるとちょっと手間かな?
ソルティー家はお茶を出しても飲まない先生が多いので、もう出してないですw
家庭訪問の時間としては10分なんですが、仕事を半休はしなければならないので、難しいんですよね。
仕事先が家庭訪問なので休みたいといって相談に乗ってくれるようなところであれば良いんですが、パパの場合は難しいかなぁ〜。
こういう時、次世代通信5Gを利用して、玄関先での家庭訪問を実施するってのも出てくるかもなぁ。
家庭訪問でパパができること
家庭訪問はまだママがやるもんだと思っているかもしれませんが、パパがやっても全然OKです。
ただ、うまく休めないってこともあると思うので、対応する以外で何か手伝えることはないかパパ目線で探してみました。
掃除してみる
一番は掃除です。やっぱり人を家にあげるということは生活を見られるというもの。
女性は特にプライベートな環境を見せるのを嫌うので、しっかり掃除する人が多いようです。
男は全然気にしなかったりするんですが、こういう時は彼女がやってくると思って前日に思いっきり掃除してみましょう!!
掃除はやっぱり吸引力の変わらないダイソンが我が家では毎日大活躍です。
え?今年度の先生は女性じゃない?知らん(笑)
連絡帳に地図を載せてみる
先生たちが意外と戸惑うのが家の場所や、駐車場。
「お宅はどの辺りでしょうか?」
「どこに停めたらいいですか?」
って結構聞かれるので、その辺りを前日の連絡帳に記載してあげると無駄なやり取りがなく、スムーズになります。
Googleマップを印刷してペタりし、それから道順を書いたり、補足を入れたりするだけでも十分です。
家庭訪問の日はママを労ってみる
やってみて分かるんですが、家庭訪問の日は気苦労があるんですよね。
「いつ来るのか、何か準備したほうが良いか」とソワソワ…と僕でもしましたんで、ママは結構気疲れするんじゃないかと思います。
パパも仕事をして疲れていると思いますが、家庭訪問の日は
「頑張ったね」とか「いつもありがとう」などの声をかけたりするだけでも喜ぶんじゃないでしょうか。
まとめ:家庭訪問は今後形を変えるかもね
今の時点では、家庭訪問は全く形を変える気配はないですが、家庭訪問自体がなくなっているという学校もあるみたいです。
まぁ、何にせよ子供がもっと健やかに、そして先生も親も楽になるんだったら全然アリかな〜と思います。
それでは今日のまとめです!
- 家庭訪問では子供の気になっている点を共有したり、虐待がないか確認したりしている
- 家庭訪問の時の先生の質問はそんなに大したことないので、素直に答えるだけでOK
- 家庭訪問では家に入ってこない先生もいる
- パパが家庭訪問でできることは掃除や、ママを労うこと
それではまた。