- 「自分ってダメなやつ」って思っている人
- 他人を見て羨ましいと感じている方
- 自己肯定感が低いと感じている人
SNSでキラキラした投稿を見て、辟易している方は結構な確率でいるんじゃないかと思っています。普段はそうでもないんですが、元気がない時は僕もそんな気持ちになることがあり、SNSを最近使わないようになっています。
ですが、病んでいる時というのはさらに自分に向けて「ダメだなぁ」って思ってしまいやすいもの。
ダメな時ほど自分に向けて厳しい言葉を放ってしまいがちですよね。
そうすると世界は途端に灰色に見えてきます。とても生きづらい世の中だなぁっと鬱々とした気持ちを止められなくなる人もいるんじゃないでしょうか。
そんな時に読んだのが、『あなた次第でこの世界は素晴らしい場所になる』です。
ひすいこたろうというワードがチラチラ入ってきていて、話を聞いたことはあっても本はあまり読んだことがない!この機会に読んでみたら、素晴らしい内容だったので、紹介していきます。
あなた次第でこの世界は素晴らしい場所になるの概要
本書『あなた次第でこの世界は素晴らしい場所になる』のテーマは、日常の出来事をポジティブに捉え、人生を素晴らしいものに変える方法を教えること。
そもそも、人間っていろんなフィルターを通して世界を見ていて、事実とは異なる解釈を加えてしまいがちなんですよね。
これを心理学では、フィルター理論とも言い、認識した事実しか脳は受け取れないようにできています!
著者のひすいこたろうさんは、解釈を変えることで、世界を素晴らしい場所に変えられるというコンセプトを基に、読者に新たな視点を提供しています。
本には70個ほどの視点の切り替えを含む体験談で構成されていて、読者にポジティブな考え方を促す内容が詰まっています。
著者ひすいこたろうについて
『あなた次第でこの世界は素晴らしい場所になる』の著者は、ひすいこたろうさんです。
ひすいこたろうさんは、累計200万部を超えるベストセラー作家であり、YouTubeチャンネル「ひすいこたろうの名言セラピー」でも多くのファンを持つ人気インフルエンサーです。
また、心理学を学び心理カウンセラーの資格を持つなど、心に響くメッセージを発信する専門家としても知られています。
なんかすごい人というわけではなく、親しみやすいキャラクターでとっても読みやすく作られています。
あなた次第でこの世界は素晴らしい場所になるの要約
『あなた次第でこの世界は素晴らしい場所になる』を読みたいけど、大事なところだけを知りたい!というそんなアナタにネタバレ覚悟の箇条書きで要約をお伝えします。
この本の「イイな」って思うところは、「こういう場合は私はこう考えているよ!」という体験談をベースに綴られています。
たとえば、朝遅れてバスを逃した日は、通常ならば「嫌な一日の始まり」と捉えがちですが、本書はその瞬間を「新しい発見のチャンス」として解釈することを教えています。
多くの本ではポジティブな側面が強く、失敗談などは隠されている傾向にありますが、この本では失敗しているけど大丈夫だなって思えるって内容がいっぱい!
うまくいかない時からの切り替えストーリーなので、自分に当てはめながら読み進められますね。
あなた次第でこの世界は素晴らしい場所になるの大事なメッセージ
本には数多くのメッセージが伝えられますが、その中でも特にどういった部分に刺さったのか?を紹介していきます。
どんなに嫌な自分であろうとも「○○と思った自分を受け入れ、認め、許し、愛しています」と唱える。
自分の愛し方を伝えてくれるメッセージとして「○○と思った自分を受け入れ、認め、許し、愛しています」と言うことを繰り返し伝えてくれます。
ついつい人はネガティブに陥ると、「ダメだな」、「できてないな」、「もっと頑張らないと」って自分にマイナスな言葉を突き刺してしまいます。
ですが、『どんなに嫌な自分であろうとも』認め、愛していく。究極どこまで行っても自分の一番の味方は自分です。
自分自身を自分が信じてあげられなかったら、これほど辛いことはありません。だからこそ認め、愛するという『習慣』を作るのが大事なんですね。
自分自身へのご褒美~とかではなく、誰でも今すぐ無料でできるこの方法が結局、最強の褒め言葉なのかもしれないですねー。
人生は思い通りにはいかないけど、思い通りにいかないことは素敵なことだわ。思いもよらないことが起こるからよ
特に「辛い」、「うまくいかない」って思っている時に思い出したい言葉。それが「人生は思い通りにはいかないけど、思い通りにいかないことは素敵なことだわ。思いもよらないことが起こるからよ」です。
人生ってよく考えたら思い通りにいかないことの連続ですよね。むしろ、今、ここを目指して計画通りに人生を生きてる人ってどれくらいいるんだろうか。
でも、思い通りにいかないからこそ、人生は楽しいし、充実する。
この偶然の連続に感謝ができるようになると、違った世界がたしかに広がるって思ったメッセージです。
物事すべてに「いい意味で」
どんな嫌な物事でも、すべてひっくり返してくれる最強のどんでん返し。それが「いい意味で」です。
「あーぁ、上司に怒られちゃった。いい意味で。」
「妻と喧嘩した。もう家に帰れないかも。いい意味で。」
「ケガしてしばらく入院することになっちゃった。いい意味で。」
とにかく最後にいい意味でをつけていくという単純なものですが、これは良い思考のトレーニングだなって思います。
世の中の成功した人って成功する脳を持っているんだそうで、ピンチが起こった時、ピンチと捉えるのではなく、チャンスだと転換する力が強いんだそう。
つまり、どんなに嫌なことがあったとしても「いい意味で」と加えることで、ピンチをチャンスに変えていく思考を刷り込んでいくことが可能ってことです。
これは簡単にはできないからこそ、潜在意識に刷り込むくらい日常的に行う。その具体的方法が「いい意味で」です。これはやってみる価値がありますね。
あなた次第でこの世界は素晴らしい場所になるが合う人
読み終わって『あなた次第でこの世界は素晴らしい場所になる』が合う人はどんな人かなぁっと考えた時、「生きるのに問題はないんだけど、人生がつまらない、楽しくない」という人じゃないかなと思います。
SNSを見てキラキラした人を見て、なんだか羨ましい。自分もこうなれるはずなのに一体どこで間違えたんだろう?と何かモヤモヤする気持ちがある。
こういう人はちょっと見ている視点を切り替えるだけで、一気に道が切り開けてくる。つまらなくするか、面白くするかは結局は自分次第なんだってことを、体感できるような本だったなと思うのです。
逆に生きるのに精一杯で、生活もままならないような人はこの本に書いてあることが夢物語に感じて合わないかなと思います。他にもスピリチュアルな要素も入っているので、そういうのが嫌いな人は合わないかもしれません。
ちなみに70個の視点があるので、量の多さに圧倒されます。全部やらなきゃ!みたいに感じず一個でも良いから取り組もうと思える人はピッタリかなと思います!
なんだかネガティブな気持ちになっている人はぜひ読んでみて!
それではまとめに入りましょう!
夫婦のところはまさにって感じだったね。
夫婦仲についても書いてあるので、まさにだんよめ的に参考になります!
『あなた次第でこの世界は素晴らしい場所になる』、読んでみて心にグサグサささる名言が多かったなーって思います。
ひすいこたろうさんの言葉はやわらかいので、好き嫌いもあるとは思いますが、自分が人生ご機嫌でいるためにもぜひこの世界観を体感してみてほしいなと思います。
夫婦がどうしてうまくいかないのか?みたいなくだりもあって、夫婦仲が冷めきってしまっている人にも非常にオススメですよ!
それでは素敵なファミリーライフを!
参考文献
- 臨床心理学と認知モデリング 1) 国里 愛彦(専修大学)
人の『解釈』について参考にしました。