この間、旦那ちゃん(妻)が
な、なんじゃこりゃあああ!すげええぇぇ!
って奇声を発してたものがあります。
それが株式会社 宮本製作所がつくったオーガニック洗濯用品 ベビーマグちゃんって商品です。
ベビーマグちゃんって、かなりの洗浄力らしく洗剤いらずでめちゃめちゃ汚れが落ちると巷で評判です。
もう、そんなん洗剤いらないやん…。洗剤メーカーさん、今まで一体何してたん。
さて、どんな感じになるかワクワクしてきてしまったので、もう節約重視の僕としては
「こりゃベビーマグちゃんを試してブログ書くしかねぇな!」
っと思ったので、ベビーマグちゃんを真っ裸にするくらいレビューしてみようと思います。
今回はレビューにあたり、実際に購入して1年使った結果を掲載しています。
そもそも洗濯って何で汚れ落ちるの?
まずは洗濯がなぜ汚れが落ちるのか?というと、衣類の洗浄は主に5つの力が働いているからです。
- 溶剤
- 科学力
- 機械
- 時間
- 温度
この5つの要素がどう作用するのかを少し詳しく話しますね。
①溶剤(水)
まぁ、当たり前なんですが、水の力って汚れを落とす力があります。
衣類の洗濯だけじゃなくて、食器洗いでも水を使いますよね。きっと洗剤だけ使ってたら泡だらけになって汚れは落とせないはずです。
プロになってくると有機溶剤(石油系溶剤・パーク溶剤・フッ素系溶剤・臭素系溶剤・シリコーン溶剤・リモネン溶剤など)も使い、汚れの相性に応じて、さまざまな溶剤を使って汚れを落としていきます。
②化学力(洗剤等)
- 界面活性剤(溶剤を染み込みやすくし、汚れをはがす効果)
- 助剤(洗剤の力を持続させる効果)
- 添加剤(洗剤で落とせない部位や、溶かしにくい汚れを溶かす効果)
まぁ、これはどんな洗剤にも入ってると思われます。
もう、これは技術の進歩ですわ。進みすぎた技術革新は地球を汚染する……。おっと、脱線しました。
③機械(洗濯機の回転等)
洗濯機の種類によっては水流を発生させるだけでなく、いろんな効果が出ます。
- ドラムの回転によるたたき洗い
- 細かい振動で汚れを浮かす超音波
この振動や、水流の工夫によって汚れが落ちるんですね。
こちらも技術の進歩ですねー。今までは洗濯板で、人間の手で押し洗いしていたのに…。ボタン押して「ピッ」で、洗ってすすいで脱水までしてくれます。
便利ですね〜。(一度、洗濯板生活を経験している男)
④時間(洗剤の効果が出る時間)
洗剤や、どれだけ熱い水を使っても、汚れが溶け出すまでに時間がかかります。
汚れが落ちるまでには時間がかかるんですね。
一人暮らししてた時なんですが、浸け置きは本当に汚れが落ちました。
⑤温度(汚れは汚れの付いた温度に戻すと溶け出す可能性が高い)
汚れ落としには温度も影響しています。
一番落ちるのは汚れがついてしまった温度。
実は衣類の素材によって、高温だと服がダメになってしまうことがあり、ぶっちゃけ高すぎる温度はNGなんですね。
ベビーマグちゃんのメリット
さぁ、いよいよ本題。ベビーマグちゃんの力を紹介します。
ベビーマグちゃんの凄いところは、洗剤を使わないのに洗浄・消臭・除菌の3つをこなしてしまうところでしょう。
しかも、使い方は本当に簡単で洗濯物と一緒にベビーマグちゃんを入れるだけ!
洗剤いらずで洗剤と同程度の洗浄力。
若干弱いかな…?くらい程度で見た目にはほとんど分からないです。
マグネシウムの持つ洗浄力が驚異的に高い
ベビーマグちゃんはどうしてこんなに洗浄力が高いのか?
実は汚れを落とす力の溶剤(水)の洗浄力を驚異的に伸ばすということをやっています。
一般洗剤の場合、汚れを落とす主力は科学力になります。
パッケージを見ると洗浄力は洗剤と同等。(洗剤の残りカスが出ない分、洗浄力が上ですね)
消臭効果は洗剤の約10倍。
これだけ見ても超優秀な子なんですが、その正体とはなんとマグネシウムだけです。
それも高純度(99.95%)のマグネシウム。
- なんでマグネシウムだけで汚れが落ちるの?(クリックして詳細を表示する)
汚れを落とすのに、どのくらいベビーマグちゃんを用意すれば良いかというと、
- 洗濯物約3kg以下 ベビーマグちゃん1個
- 洗濯物約6kg以下 ベビーマグちゃん2個
- 洗濯物約9kg以下 ベビーマグちゃん3個
こんな感じです。
除菌力によって、洗濯物以外もキレイになる
さらに洗濯槽・排水ホース・排水口についたカビや汚れも少しずつ綺麗になってしまう除菌力の高さ。
実は大腸菌・レジオネラ菌に限っていますが、除菌力99%と文句なしの高さ。
実験では洗ったあと2時間で消えてしまったそうです。
服だけじゃなくて、周りまで綺麗にしちゃうベビーマグちゃん、やばい。
「洗濯で昨日の風呂の残りを使いたい!でも、やっぱり菌が気になる!!」って思っている方は多いと思うんですが…
ご安心ください!ベビーマグちゃんは風呂水使用可能です!!
上記の除菌パワーのおかげですね。
僕はですが最初に服を入れず、風呂水をベビーマグちゃんに当てて、水をろ過するような使い方をしています。
そうすると水が水素水に変わり、洗浄力が上がるんですよね。
そういった意味で風呂水使用したい人はすごくオススメ。
我が家でも毎回、風呂水使用しているので、水道代はかなり節約になっています。
消臭効果によって、生乾き臭もしない
ちなみに1年以上使った結果、部屋干しでも生乾き臭はほぼしませんでした。
しっかり殺菌されてるんでしょうかね〜。
ちなみに私の友達もこの記事を読んで、ベビーマグちゃんを買って試してくれたみたいです。
そちらの家庭では、お父さんが洗濯しているのですが、奥さんのほうが「え〜、落ちないんじゃない?」って、ちょっと気になったらしく洗剤入れたらしい。
そしたら「洗剤使った時の方が臭かった」とのこと。
梅雨の時期には本当に嬉しいですねぇ。
石鹸カスが出ない
ベビーマグちゃんなら石鹸カスは出ません。
実は洗剤を使うと、洗剤の残りカスがついてしまっていて、洗ったのにやっぱり汚れてるって状態になっているんです。
これは粉の洗剤だけじゃなくて、液体洗剤を使っていても出てきます。
実は、この石鹸カスは洗剤と水道水に含まれる微量のカルシウムとマグネシウムが結合して固まったものです。
赤ちゃんや、ペットって何の気なしにペロペロしますので、こういう石鹸カスがついてると、気にする方は気になっちゃうわけですね。
ベビーマグちゃんなら石鹸カスが出ないので安心です。
柔軟剤・すすぎがいらないのでお金の節約になる
柔軟剤もいりません。むしろ柔軟剤よりもふかふかしている感。
一応、塩素系漂白剤、柔軟剤と一緒に使えるそうです。
また、洗剤や、柔軟剤も使ってないので、一回洗うだけで済むんですよね。
だから一回分水道代が節約になっています。
洗濯機のランニングコストについて調べてみると、
出典:洗濯1回に必要なコスト(水道代・電気代)はいくら?節約のコツ2つ
洗濯1回あたりのコストは電気代と水道代合わせて、
20~30円ほどになる場合が多いようです。
一ヶ月だと30円 × 30日 = 900円。
その他に洗剤代と柔軟剤代も浮きますので、合計で一ヶ月1,000円くらいは節約できるって計算ですね。
すごいよ、ベビーマグちゃん。
どんな洗濯機でも入れるだけで手軽に使える
洗濯機によって洗剤って決まっている場合もありますが、
全自動式、ドラム式、二槽式洗濯機、すべての洗濯機に使用可。
今日から誰でもベビーマグちゃん、始められます。
ちなみに乾燥機にも使用可(ただし、メッシュ素材の寿命が早まる可能性があります)
ベビーマグちゃんを入れるだけってのも良いですね。僕みたいなズボラな人はすごく助かります。
洗濯って朝するんですが、この洗剤をクイッと使う量まで見極める作業って微妙に時間取ります。
時間にして10秒。たかが10秒、されど10秒です。
ベビーマグちゃんはポイッと洗濯槽の中に投げ入れるだけでOKです。2秒で終わります。
これは大きな時短になるんですよ。
ベビーマグちゃんは単独使用を推奨されているので、洗剤や、柔軟剤と一緒に使いたい場合は洗濯マグちゃんを使いましょう。
こちらは洗剤と合わせて使えます。
捨てる時は不燃物として出すか、庭に撒くことができてエコロジー
捨てる時ってどうするの?って方はいらっしゃると思いますが、不燃物として出せば捨てられます。
ただ、マグネシウムは肥料にもなるので、庭に撒けるのです。
再生可能なエコロジーシステム素晴らしい。
また、実は生活排水が地球環境に超やさしいというのも良いですね。
生活排水って環境を汚染していきます。段々と水の生物の行き場を奪っているのです。
しかし、このベビーマグちゃんは洗剤ではありません。ただの水です。
マグネシウムを使った水には窒素・リン酸・カリウムという肥料の三大要素が含まれ、栄養たっぷり。微生物たちも大喜びです。
肥料としても使える水が作れるベビーマグちゃんって最強やん…。
ベビーマグちゃんのデメリット
これだけ絶賛しているベビーマグちゃんですが、もちろんデメリットもあります。
とはいえ、ほとんどないようなものですが、このデメリットが大きく感じられるのであれば、洗剤を使うのはアリですね。
泥洗いや、加齢臭には効果なし
まぁ、洗剤も一緒なんですが、泥洗いには効果は今ひとつ。(とはいえ、結構落ちてますが)
あまりにひどい泥には手洗い必須ですね。
また、私じゃないんですが、いや、本当に私じゃないんですが!!
加齢臭には効果が薄いようです。
使う場合は酸素系漂白剤を使いましょう。
このように、「どうしても汚れが気になる!」、「匂いを付けたい!」なんて場合は、ベビーマグちゃんは向きません。
…加齢臭してませんからねっ(強調)
使用期限は約1年
ベビーマグちゃんと言えどもずっとは使えません。
使用回数にして300回。期限にして1年くらいを目安にしましょう。
ただ、僕の家で使っているベビーマグちゃんは1年経ちましたが、まだまだマグネシウムが残っています。
ちなみにダメになるのはマグネシウムではなく袋の方だったりしますので、袋から取り出して最後の一切れまで使い切るのが良いかと。
マグネシウムは最後まで削れてしまうその瞬間まで効果がありますよ。
結局、2年くらいは使っている印象です。
触ればマグネシウムは残っているかどうかが分かるので、少なくなってきたり、汚れ・臭いが落ちないなって思ったら足すと良いですね。
ベビーマグちゃんのコストパフォーマンス
ベビーマグちゃん1個の値段は定価で2,400円(税抜)。一日一回使用したとしても300回使えることを考えて一回8.64円です。
前に使っていたアリエールはAmazonで210円(約1Kg)。回数にして30回強くらい使えるようなので、一回7.04円です。
「あれ、アリエールのほうが安いじゃん!!!」と思ったアナタ。
大事なことを忘れています。洗剤(アリエール)の場合、すすぎが必要なのです。
ベビーマグちゃんはすすぎが不要です。
標準使用水量は110~120L程。そして1Lは上下水道の水で0.24円。(上下水道は0.39円)
一回の洗濯で実に 26.4円(110 × 0.24)もの差がつくことになります。
ベビーマグちゃんのほうが水量の差で安く上がりますね。
ベビーマグちゃんで実際に洗ってみた
最後に実際にどんな風に使用するのかって皆さん気になると思うので、洗濯した様子を見せておきます。
使うのはもちろん風呂水。
ウチはご存知かもしれませんが、私と妻、子供が4人。
風呂水は当然のことながら、一日で中々の汚さです。見せたくないですが、髪の毛も浮いてます(苦笑)
では、この水を洗濯機に汲み上げて、ベビーマグちゃんをドボン。
まだこの時では水は思っているよりも綺麗に見えますね。
さぁ、これで回していきますよ。
ゴゴゴゴゴッ……。
これで服がどうなったかというと…
うお、汚っ(笑)真っ黒やないですかっ。
「一日で結構汚れって出るんですね」ってことが分かる写真である。
服を取り出すとこんな感じ。濁りまくってる、やべぇ(笑)
洗濯し終わったらベビーマグちゃんも洗濯物と一緒に干しておきましょうね。
洗濯をもっと気楽に、そして節約したい人はベビーマグちゃんを使おう!
一言言うとすればベビーマグちゃん、マジで素晴らしい。
水素水は健康には効果ありませんと聞きましたが、水素水は汚れ…落ちます。
3つの色があるので、色が気になるなら3つまとめ買いすると良いかと。
主夫だけでなく、主婦の皆さん、使わないともったいないですよ!
さらに洗濯機にもこだわりたいという方は縦型洗濯機の選び方もご覧ください。