- 選挙に行くのが面倒くさいと思っている人
- 各政党がどんな考えを持っているか知りたい人
- 投票するにあたって自分の考えがうまくまとまらない人
あぁ、選挙って大変ですね。なんだか毎年選挙をやっている気がしてしまうものですが、今回は首相も変わり、みんなが大注目の選挙となっているでしょう。
でも、ぶっちゃけ誰に投票したら良いかなんて分からない人は多いんじゃないでしょうか?
僕もそうなんですが、普段から政治に関わっていない人にとっては、どんな政党が合っているかなんて調べてる時間もないし、何を考えているかもよく分からないものです。
それでいて世間は
「ちゃんと投票しない人は非国民」
と言ってきたり…
投票した後は問題があれば確実に
「ちゃんと選ばないから悪い」
みたいに言ってきますし、
正直「なんでやねん!」みたいに思ったりしますよね。
しかし、ちゃんと選んで投票したいのは事実。今の日本は何が課題になっているのか?を理解するくらいはちゃんとしておきたいものです。
そんな時に、自分の考えと同じような政党をマッチングしてくれるサイトを使って、どこに投票するかを決めやすくすることオススメします!
今回はいろんな政党マッチングサイトを実際にやってみて、どのような特徴があるのか?を紹介します。
政党マッチングサイトとは
政党マッチングサイトは自分の考えと近い政党や、候補者とマッチングをしてくれて、投票しやすくするためのサイトです。
いろんな設問に答えていくだけで、各政党の考え方や、候補者が力を入れている方向性を可視化してくれるので、非常に便利なのです!
政党マッチングサイトは他にも2つの特徴があります。
設問に答えることで大まかな日本の課題を知れる
選挙をするということは、政治家たちが取り組もうとしていることがあるということ。でも、多くの人にとっては国の課題って関心がある分野だけではないので、見えづらくて、分かりにくい。
政党マッチングの設問では、日本の大きな課題が問いとなって出てきます。
解説もあり、選択した後、どういったメリット・デメリットがあるのかもしっかり明記してくれているので、分かりやすく、判断しやすいという特徴があります!
日本の課題っていろいろあって、普段は意識して集めないもんね。
こういう機会に日本と向き合うのは大事。そんな時にとっても便利だよね!
合う政党と合わない政党とのマッチング率を表示してくれる
結局、政党・政治家というのは価値観そのものです。価値観が形になって現れているのですが、細かいところで微妙に違ったりしているので、自分にピッタリな政党が見つけにくいんですよね。
政党マッチングサイトを使えば、グラフや、パーセンテージで表示してくれて、合うものも合わないものもすべて表示してくれます。
もちろん、100%合致!ということはほとんどないでしょうが、考え方も明記してくれているので、自分の力を入れたい分野がマッチングしている人が探しやすいでしょう。
私が興味あるのは福祉と子育てかな。
自分の興味ある分野に絞ってマッチング率を表示できるところもあるよ!
政党マッチングサイトのオススメと特徴
さぁ、いよいよ政党マッチングサイトを使ってみましょう!いろいろ政党マッチングサイトがありますが、実は設問が違ったり、解説の仕方が分かりやすかったり、ちょっとした違いがあります。
その特徴をまとめてみたので、参考にしてください。
ただし、昔の年だと選挙内容が違うので、ちゃんと今年のマッチングサイトを選びましょう!
投票マッチング(選挙ドットコム)
投票マッチングは選挙情報を集約している『選挙ドットコム(運営はichini株式会社)』が提供している政党マッチングサイトです。
設問数 | 20 |
解説方法 | 100文字程度で簡易的 |
回答 | 賛成、やや賛成、中立、やや反対、反対、分からないの6段階回答 |
結果 | 政党マッチングのみ |
各党の理由がはっきり示されているのが良いね。
ここの結果を見ると勉強になるので、一番最初にやってほしい!
えらぼーと(毎日新聞)
えらぼーとは『毎日新聞』が提供している政党マッチングサイトです。
設問数 | 25 |
解説方法 | 500文字程度で長く、内容も専門的 |
回答 | 賛成、反対、無回答の3段階回答を基本として、詳しく出ることもあるが、各回答のメリット・デメリットは表示されない。 |
結果 | 政党マッチング、小選挙区、比例候補者 |
小選挙区まで見れるのはいいね。
最終的にえらぼーとを見れば、一通りのマッチングは終わるね。
衆院選 ボートマッチ(朝日新聞)
衆院選ボートマッチ『朝日新聞』版の政党マッチングサイトです。
設問数 | 21(一つのカテゴリが7つ、全部で3カテゴリーを選択できる) |
解説方法 | 200文字程度と簡易的で、解説がない場合がある。 |
回答 | 賛成、どちらかと言えば賛成、どちらとも言えない、どちらかと言えば反対、反対の5段階回答 |
結果 | 政党マッチング、比例候補者(※有料) 内容が簡易的 |
シンプルで見やすいから情報が少ないのかな?
サクッとやって、マッチング率だけ調べたいなら便利…かな?
投票ナビ JapanChoice(Mielka)
投票ナビ JapanChoiceは『Mielka』が提供している政党マッチングサイトです。
設問数 | 15 |
解説方法 | 500文字程度で問題が分かりやすく書いていて、賛成・反対それぞれの意見も明確に記されている |
回答 | 質問にあった回答が表示され、個別の回答が用意されている |
結果 | 政党マッチングのみ |
解説が詳しいし、賛成も反対も理由がハッキリ書かれているね。
ここまで詳しい解説は他にないから、自分の価値観で選びやすいかもね!
ちなみに投票ナビはこれから投票行くぞ!って人向けです。じっくり腰を据えて情報収集したい人はこれ以外にもコンテンツが用意されているので、興味があったらしっかりと見てみましょう!
衆議院選挙 ボートマッチ(NHK)
衆院選ボートマッチ『NHK』版の政党マッチングサイトです。
設問数 | 最大26 |
解説方法 | 解説がないものもあるが、1000文字程度でかなり詳細に解説 |
回答 | 回答によって変わる |
結果 | 小選挙区マッチングのみ |
小選挙区の人がどんなこと考えているか分かりやすいね。
政党マッチングはここではできないのが残念!
VOTE MATCH(読売新聞)
衆院選ボートマッチ『読売新聞』版の政党マッチングサイトです。
設問数 | 20 |
解説方法 | 200文字程度で簡易的 |
回答 | 質問によって変わるが、Aに近い、どちらかといえばA、どちらともいえない、どちらかといえばB、Bに近いの5段階回答 |
結果 | 政党マッチング、小選挙区 |
他とマッチング率がちょっと違うね。
他は距離だけで算出が多いので、他をやった上で、別の角度からもう一度って時に便利かもね。
ちなみに方向性は、複数回答した結果から『賛成寄り』か、『反対寄り』かを判定する方法だよ!
これが加わると「他で賛成してたら、この回答は賛成できない」という矛盾も加味するってことだね!
どこに票を入れるか迷っている人だからこその政党マッチングサイトの注意点
マッチングだけに全てを頼らない
ここまでオススメしといてなんですが、マッチングサイトでの結果だけで回答しようとしない方が良いでしょう。
ボートマッチは作成者側の意図が込められて、質問が絞られています。あくまでマッチング率が高いというだけで選んでしまうようになると、自分の意思がなくなってしまいます。
政党だけではなく、実際には区ごとに候補者がいるので、候補者の声をしっかり聞いたり、調べたりする必要がありますね。
自分の意志を決めるために今こそ課題に向き合う
マッチングサイトをやってしまうと、意見に流されがちになり、結局どれが良いのか分からなくなります。
自分の環境的に「これだけは絶対に譲れない!」というものがある場合は、その点でどういう回答があるかを見ておき、その点を主軸に他の点を当てはめていくようにすれば決まりやすくなるかなと思います。
知識不足だとマッチングサイトの質問も意味が分からず、『分からない』とか『無回答』が多くなってしまいます。それだと本当はどうしたかったのか?が選べないようになってしまうんですよね。
選挙を機会に少し学んでからマッチングサイトを使うと、より精度を高められるかなと思います。
僕的にはJapanChoiceで党ごとの考え方や、今の日本の課題などもしっかり勉強しておくと自分の考えをまとめやすいと思います。
選挙に行かないつもりの若者たちへ
昔、芸人のたかまつななさんがこんな動画を挙げていました。その内容は面白くて、選挙に行くなと言う。
そうすれば、選挙に行くであろう多くのシニアが住みやすい日本が作られるからです。結局、投票は自分たちの声を届ける行為。投票しなかったら届かないのです。
どの世代も住みやすいバランスの取れた政策にするには、多くの世代の声が必要です。だからこそ、面倒でも選挙に行くのは大切かなと思います。
政党マッチングを参考に投票に行ってみよう!
政党マッチングやってみてどうだった?
各党もしっかり考えて答えを出しているのが分かって面白いね。
そうそう!自分の回答とは逆の回答の場合もちゃんとした理由があるんだよね。それを見て、たしかに…って思う場合もあるね。
そういう答えが出しづらい、難しい課題を考えるのが政治家なんだね。
選挙は僕らに与えてもらってる権利の一つだからうまく使っていこう!
皆さんも政党マッチング、うまく使ってみてくださいね!
それでは素敵なファミリー・ライフを!